そして、楽しい時間をこのまま終えてしまうのがもったいないと感じた松浦さんは、せっかく浅草まで来たからと、フラッと浅草寺へ。
お参りを済ませ、体の悪い部分が良くなるという「常香炉(じょうこうろ)」の煙を浴びた後は、空いた小腹を満たすべく、仲見世を抜けて、ある目的地へ。
辿り着いたのは、創業の安政元年(1854年)より160年以上もの間、伝統を継承し続けて東京名物となった甘味処の老舗、梅園。
早速、喫茶にお邪魔して、名物「あんみつ」をオーダー。
食感のよい寒天とこしあん、求肥、赤えんどう豆、パイナップル、みかんが盛られたお碗に、たっぷりと濃厚な黒蜜を流しかけ、一気に頬張ります。
せっかく訪れたということで、なぜかホールスタッフの素敵な女性と記念撮影して、今回のお買い物は終了。また、良い思い出になるお買い物ができたようです。
第3回もお楽しみに!
松浦弥太郎
エッセイスト、クリエィティブディレクター
若くしてアメリカの書店文化に触れ、
https://www.instagram.com/yatarom/
【問い合わせ】
浅草 満寿屋
東京都台東区浅草5-70-11 川口ビル1F
03-3876-2300
http://www.asakusa-masuya.co.jp
【撮影協力】
梅園 浅草本店
東京都台東区浅草1-31-12
03-3841-7580
https://www.asakusa-umezono.co.jp
Photo:Shimpei Suzuki
Experiencer:Yataro Matsuura
Edit:Ryutaro Yanaka