不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
佳苗が選んだのは、サトシと名乗る40歳のオトコ。大手商社に勤めているという。
「プロのセックスワーカーを選べばよかったと今は後悔しています」
サトシは佳苗のTwitterにかなり早い時期からコメントを残していた。卑猥な言葉を吐くオトコたちとは違い、品がよく、優しさや気遣いが感じられ、佳苗は好感を抱いていたという。
「お小遣いをくれたことがあって、それで新しい下着を買ったんですよね。サトシさんにも買ってもらった下着ですとアップしたら、すごく喜んでくれて……。それからDMでやりとりするうちに意気投合。会ってみようということになったんです」
もちろん、佳苗も丸腰で会うつもりはなかった。シティホテルのラウンジで待ち合わせをして、サトシが先に来るのを待ち、どんなオトコなのかを確認してから、席についたという。
「やばいやつ、来るかな? とも思っていたんです。そしたらそのまま逃げようって。でも、すごく普通の人で……」。