内村光良といえば何か。
前編は、こちら
『内村と相棒』(フジテレビ)
『MUSIC FAIR』などの音楽番組を担当する川上Dが企画したのは、「カノン進行」を使えば元気になる応援ソングができるのではないかという仮説を検証する「誰でもソングライターズ」。挑戦するのは、どぶろっく、きつね、そして内村とは『夢で逢えたら』からの盟友・清水ミチコ。
どぶろっくは、歌ネタを作る際、詞先でも曲先でもなく「部位がまず先」、つまり“部位先”だという。今回は、脱毛ブームへのアンチテーゼとしてムダ毛を応援する「bowbow tonight」を。ひたすらくだらないけれど、2人の歌唱力とカノン進行によるキャッチーな曲が耳に残る曲に。
対して きつねは母への応援ソング「Mothe」を制作。「本当に心にズドンと響きました。EDMに乗せることによって息子さん2人の照れ隠しな感じも伝わる」と佐藤栞里が感動する名曲が誕生した。内村も「泣いちゃうじゃねえか」と感動。
そして清水ミチコは、「ウッチャンを元気にさせようと思って」と若手時代から苦楽をともにした内村に対する応援ソング。
「色々散りばめられてますけどね…さすがですね、さすが」「タイトルも俺らにしかわからないところがある」と、『夢で逢えたら』ファン感涙のフレーズが随所に使われた楽曲。しかも、コブクロ小渕も「すごいオシャレなハイレベルな使い方」と絶賛するようにカノン進行もサビなどで使うのではなく、Bメロの1行だけ入れるという清水ミチコらしい含羞が素敵。こちらは、清水ミチコの公式YouTubeチャンネルでも公開されているので、こちらだけでも必聴!
エンディングも「内村と棒」の続き。番組収録後、慌てて長谷川の楽屋に入ってきて2000円を貸してほしいと言う内村。この日使った「棒」を買い取るためだという。何に使うのかを聞く長谷川に「家で使うに決まってんじゃん」と当たり前のことを聞くなといった呆れ笑いを浮かべながら返す内村。「何、頓珍漢なこと聞いてんの? お前抜けてるとこあるよ。気をつけて」
内村が持つ ある種の狂気性がにじみ出た、いいコントだった。