後輪駆動のFRパッケージが選択できる2ドアスポーツクーペであるRCは、いまや絶滅危惧種の希少モデルです。日本発売は2014年10月23日ですから、そのデビューから現在まで既に8年を経過し9年目に突入。もういつ終売のアナウンスがあっても不思議ではありません。
RCのタイムラインを整理すると、最終マイナーチェンジが2018年10月31日です。その後、2020年9月17日の一部改良で大幅にボディ剛性が向上。同年10月28日に特別仕様車「Emotional Ash」を追加しましたが、2021年はまったくアナウンスがありませんでした。よって、1年お休みしたからには何かが起こる期待が募っていました。
現時点で日本仕様に関する改良等のハナシは表面化していませんが、北米市場における2023年モデルは動きがあり、サイズアップしたインフォテイメント用タッチスクリーン、レクサスセーフティシステム+2.5へのアップグレードと正常進化。なお、「RC F」とその「トラックエディション」(日本仕様のパフォーマンスパッケージにあたるモデル)は2022年モデルと変わりません。
レクサスは北米、欧州、日本(極東圏含む)と、様々なマーケットがあります。また、販売地域により諸事情が異なるだけに細部にわたり日本仕様と同じとは限りません。しかし、常に深化するレクサスだけに、海外に目を向けることで、買い時のタイミングを計る参考になるはず。皆さんのレクサスライフのお役に立てれば幸いです。
Text:Seiichi Norishige
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