ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE ネット・SNS危機管理マニュアル

【ネット炎上必至!】使っちゃいけない「謝罪のNGワード」とは?

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

NGワード例その②「言葉足らずだった」

謝罪ワードには、「不快にさせた」以上にリスキーなワード、絶対使っちゃいけないNGワードがあります。それは「言葉足らずだった」です。

©Getty Images

昨年、野球評論家の張本勲氏が、自らがコメンテータを務める情報番組で、オリンピックで日本が金メダルを獲った「女子ボクシング」に対し、「こんな競技、好きな人がいるんだ」などとコメントして大炎上。ネットは批判の嵐となり、メディアでも大きく報じられ、日本ボクシング連盟からは番組への抗議文が寄せられ……これだけでも十分「うわあ」という感じだったのですが、そのあとが悪手でした。

謝罪不可避、待ったなしの場面で、あろうことか「言葉足らずで反省しています」とコメントしてしまったのです。すぐにまた再炎上です。

この「言葉足らず」は、「不快にさせた」以上に「発言そのものには謝罪しない」という意味合いが強く含まれるワードであり、当人にその気がなくても、まあ間違いなく火に油となります。そりゃそうですよね。謝罪が求められている場面なのに、

「これは伝え方の問題であって、本質的な部分に問題はない」

と世間を挑発するのと一緒ですから、状況は確実に悪化します。実際、張本氏はこの「言葉足らず」謝罪で収拾がつかなくなり、最終的に番組を降板することになりました。

タレントさんや政治家の方って、結構気軽に「言葉足らず」を使いますが、実は使いこなしが物凄く難しい「危険ワード」なのです。

「できれば謝りたくない」謝罪でバレる本心

「不快にさせた」「言葉足らず」、この2つのNGワードに共通するのは、「できれば謝りたくないなあ」というご本人の本音です。そうでなければ、こんな持って回ったようなワード、わざわざ選ばないでしょう。

言葉選びは、ご本人が隠したい本音が想像以上に透けて見えるもの。今後もしこれらのNGワードを見かけたら……その言葉の裏側に「別の何か」が隠れていないか、是非のぞいてみてください。情報リテラシーには、こんな楽しみ方、学び方があるのです。

 

Text:Ken Ogiso



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5