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LIFESTYLE このテレビ番組を見逃すな!

【オードリーがMC】NHK『100カメ』青森ねぶた祭の回は 絶対に見逃し厳禁!

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日々ライフワークとしてテレビを観つづけてコラムや著書を執筆するライター、てれびのスキマによる連載コラム。TVerやNHK+など、見返すことができるものを中心にオススメの番組を紹介していきます。

「無理」と言われたレギュラー化を乗り越えた! スタッフの頑張りに注目です

『100カメ』(NHK)

たとえば、救急病院やカツオ漁船、シェアハウスなど気になる場所に100台の固定カメラを数日間設置し、そこでの人間模様を描いているキュメンタリーが『100カメ』(NHK)だ。

2018年から2021年まで、不定期特番として放送。2022年4月からはレギュラー化された。番組の性質上、スタッフが大変すぎるからレギュラーは無理だと思ったとMCのオードリー2人が口を揃えるように、6月で一旦番組は終了。わずか2ヶ月という短命に終わるも、10月から第2期が始まった。

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11月8日の放送回で固定カメラが設置されたのは、「青森ねぶた祭」。番組では祭の2ヶ月前の6月、つまりレギュラー1期終了の頃から、「ねぶたの制作小屋」やジムで自主練に励む「囃子チーム」に密着。

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制作小屋では元高校教師で27歳で転身し、ねぶた制作で生計を立てているというねぶた師・立田龍宝を中心に、あらゆる角度にカメラを設置し、ねぶた制作の過程を追う。青年会議所から依頼を受け、昨年の冬から制作を始めているという。

2022年は企業や学校など17団体が参加。その中から上位5団体が入賞となりトップの「ねぶた大賞」が選ばれる。まだ立田は受賞歴がないため、このままではねぶた制作の依頼が来なくなるのではないかと危機感を募らせている。まさに「人生を賭けた戦い」なのだ。

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そしていよいよ祭当日。沿道、ねぶた、囃子台、給水所、居酒屋、着付け部屋などあらゆるところにカメラを設置し、見守る。ねぶたの「曳き手」は、3.1キロの道中を「扇子持ち」の指揮に従いながら、信号機や標識を巧みに避けながら、豪快・ど迫力に動かしていく。もちろん、その“生きたねぶた”の動きも審査の対象だ。

しかし、青年会議所チームのねぶたに思わぬ事態が起こってしまうのだ――。

ある意味、ねぶたはムダで意味のないものだ。けれどそのねぶたを愛する者たちはねぶたに人生を賭けている。ねぶた師、曳き手、扇子持ち、そしてねぶた大好き少年らの目を通してそれが克明に描かれる。その舞台裏の熱さが、30分に凝縮されていた。

 

後編へ つづく。



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