オンオフ問わない上品顔は、デキるビジネスマンの頼れる相棒に!
第512回目は、マッキントッシュのキルティングジャケットです。
男らしい冬アウターで長年愛され続けてきたキルティングジャケット。しかしながら昨今では上品見えするアイテムも多く、オンオフ問わずにマッチする万能コートとしても人気であり、レディースファッションでも高い支持を得ています。中でも根強い人気を誇るのが「マッキントッシュ」の「ウェーヴァリー」。
英国を代表する老舗アウターブランド。マッキントッシュと言えば、ゴム引きのコートが鉄板中の鉄板ですが、本作も負けず劣らずブランドを象徴する名作であります。美しいシルエットを構築する仕立てはスーツとも好相性。ここ数年においては、ポリエステル素材のキルティングが今どきなスポーティさをもたらし、襟とパイピングに施したコーデュロイがシックさを後押しするといった隙のない仕上がりに、さらに注目を集めています。
本作はボディをネイビーに、コーデュロイをブラックでデザインしており、上品なコントラストも目を引く要因に。裏地のヨーク部分をブラックウォッチで切り替えているのもポイントです。
外出頻度が少なく屋内外の寒暖差が激しくなる都会だと、ダウンではオーバースペックという方も少なくないかと。キルティングコートなら程よく、しかもオンオフを問わない万能選手とあれば、一着必携は言わずもがな。都会の冬アウターはウェイバリーが十分活躍してくれるはず。
チンストラップが付属し、風の侵入を防ぐスタンドカラーでの着用も可能。裏地はボディと同じ素材なので、変化もつけられます。
腕の可動域を向上するサイドベンツ仕様は、自転車通勤時に前屈みになっても型崩れを起こさず重宝。古くから乗馬シーンで使われていたからこそのディテールも見どころです。
よりエレガントな着姿を求めるなら、ウールボディの一着がオススメ。同じモデルでもウールに切り替えるだけで雰囲気がガラリと変わります。ボクシーなシルエットでもきちんと顔をキープするのは、アーム部分をテーラードのように立体的に仕立てているからこそ。
ウールボディの一着は、コーデュロイをブラックからブラウンに切り替えたアザーカラーもラインナップ。裏地のヨーク部分はグレンチェックを採用。再加熱しているアメカジなどの男らしい装いにも合わせることができ、大人らしい上品な男らしさを演出します。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
マッキントッシュ 青山店 03-6418-5711