モダンなバチュー・クロスもいいけど、タフなキャンバスも捨てがたい!
第511回目は、ハンティング・ワールドのサファリトゥデイ1997です。

本格派なアウトドアバッグブランドの名門「ハンティング・ワールド」。男らしさを加速させるラギッドなバッグでお馴染みですが、今ではアパレルも展開しラグジュアリーさも併せ持つと大人に大人気。同ブランドの鉄板定番と言えば、オリジナルの「バチュー・クロス」を使用したシリーズが筆頭ですが、今回ご紹介する「サファリトゥデイ1997」も肩を並べる名作なんです。
1965年に創業したハンティング・ワールドは、1972年にツルッとしたナイロンが特徴のバチュー・クロスを開発。ホコリや水に強い軽量素材として今もなお愛される鉄板ファブリックです。対してこちらの素材は、ポリエステルキャンバス製。1997年に開発されたもので、レザーパーツとのコントラストで新たな人気シリーズとして大きな注目を集めました。そんな名作を今季復刻。当時のアーカイブモデルを現代的にアップデートした「サファリトゥデイ1997」です。
モデルはハンティング・ワールドと言えば、な「キャリーオール」。アースカラーを採用し、フロントのフィッシュネットが無骨さをアピールします。随所にあしらったレザーは、ベジタブルタンニンなめしを施したオイルドレザーで、クラシック感の後押しとともにソフトな質感が開閉のしやすさを実現。タフな見た目でも使い勝手抜群です。
アウトドアラバー待望の復刻モデルは、アウトドアトレンドの昨今において大自然はもちろん都会でも実に今どき。バチュー・クロスとはひと味違う雰囲気だから、周囲との差別化にももってこいです。

ライニングはブランドロゴを全面に配したナイロンファブリック。自立型だからアクセスしやすく、ジップポケットも備えているので仕分けも楽ちん。

同シリーズのトートバッグがコチラ。フロントにはハンティング・ワールドのアイコンである像のロゴが大胆に鎮座。贅沢にレザーでデザインし、エレガントな印象を添えます。肩掛けできるハンドルの長さもありがたいポイント。

トートバッグの背面には、フィッシュネットをあしらったスリットポケットが。真鍮のボタンとオイルレザーのコントラストが目を引きます。

ダッフルバッグは出張にも使えるビッグサイズが魅力。フラップポケットを二つ備え、室内にも仕切りやジップポケットをあしらっているので、整理整頓しやすくなっています。フラップポケットの上に配したベルトループは、雨で濡れた傘やジャケットの収納にうってつけ。取り外し可能なショルダーストラップ付きも見どころ。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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ハンティング・ワールド 帝国ホテル店 03-3501-7080