若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です
乗ってみたらヤバ過ぎた。その走りスポーツカー級
「見たことあるけど乗ったことない」。今回取材した仏シトロエン2CVはそんなクルマの代表格。自他ともに認める自動車趣味人でもコイツのポテンシャルを実体験で知る人って少ないんじゃなかろうか。
自動車好きコミュニティのなかでも、シトロエンオーナーって変態扱いされることが多い。財と欲望に任せて歴代フェラーリをコレクションしても「奴は変態だ!」なんていわれない。一方、シトロエン2CVは世界四大国民車に数えられるほど売れまくりました。ビジネスユースの商用モデルを含めればその数500万台オーバー。つまり、世界は変人で回っていることになります。
●世界四大国民車
シトロエン2CV(1949年-1990年)
フィアット500(トポリーノ 1936年-1955年・ヌオーバ 1957年-1977年)
フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル 1941年-2003年)
クラシック・ミニ(BMC~ローバー 1959年-2000年)
いずれも戦後が本格スタートの大衆車ですが、厳密にいえば時の政権が旗振り役となり、、誰もが買える国民車として企画され誕生したのはVWビートルだけ。シトロエン2CVってどんな経緯で誕生したのでしょうか?
RANKING
2
4
1
2
4
5