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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

想定外のデジタル化。新型BMW3シリーズの進化が止まらない!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

日本初認可のハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能搭載

2022年9月20日。日本仕様の新型3シリーズが正式に発表・発売になりました。現行3シリーズのモデルコードはセダンがG20型、ツーリングがG21型。1975年のE21型初代3シリーズ誕生から既に7世代目ですから、まさにモダンBMWの象徴的存在です。

現行型3シリーズは2018年10月開催のパリモーターショーでワールドプレミア。日本導入は翌年の1月にセダン、追って9月にツーリングを販売。今回の新型は第7世代初のマイナーチェンジを迎えたモデルという構図になります。

新型3シリーズのトピックは、モダンに進化したエクステリアデザイン以上に、デジタル化時代を象徴するインテリアデザインです。通常、マイナーチェンジ情報は新旧外観上の差異から語られることが多いのですが、新型3シリーズのドライバーズシートからの眺めはまったくの別モノ。12.3インチのメーター・パネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させた最新のBMWカーブド・ディスプレイの採用で景色というか世界観が一変。感情が高ぶります。

技術的トピックは“日本初認可のハンズ・オフ機能等の充実した安全機能・運転支援システムを搭載”したことにあります。決して手放しドライブを推奨するものではありませんが、大きな技術的進歩は見逃せません。これに伴いシフトレバーを廃止すると同時に全車にパドル・シフトを標準採用。この辺りの進化と演出はBEVのiシリーズに共通するものがあります。

次にエクステリアデザインです。基本フォルムに変更はありませんが、目を引くのがフロントのバンパー形状です。今回はデビュー3年目のマイナーチェンジだけに大きく手が入っているように見えないかもしれませんが、中央の開口部を広くとることで大型キドニーグリルを採用した他のモデルと歩調を合わせているように見受けられます。

しかし、このデザインも単純にバンパー形状を変更したというレベルのハナシではありません。じつはヘッドライトや控えめなキドニーグリルも再設計しバランスを整えています。また、リアバンパーや灯火類も同様に対処し今回のマイナーチェンジモデルを完成させているのです。

それでは新型3シリーズの購入モデルを検討してみましょう。プライオリティはFRモデルに厳選。とはいえ、無難かもしれませんがボディ形状はセダンとしました。

【New BMW 320i M Sport / Sedan】
ボディサイズ:全長4720×全幅1825×全高1445mm
ホイールベース:2850mm
エンジン:2.0L 直列4気筒ターボ(ガソリン)
最高出力:135kW(184hp)/ 5000rpm 
最大トルク:300Nm / 1350-4000rpm 
トランスミッション:8速AT
タイヤサイズ(前後):225/45R18・255/40R18
価格:646万円

同排気量の2.0Lエンジンを搭載する『318i M Sport』もありますが、あえて高出力版の320iを選びました。エントリーモデル的存在の318iは最高出力115kW(156hp)/4500rpm、最大トルク250Nm/1300rpm-4300rpmと走りに不満はないものの、いざBMWをドライブするとなれば必然的にアクセルを多めに踏んでしまします。

言い換えれば、ターボエンジンは空気を強制的に送り込む可変排気量エンジンなので、ラフにアクセルを踏み込めば燃費性能は低下します。つまり、20kW(28hp)/50Nmの出力差に∔40万円の対価あり! という結論です。次に新型3シリーズ各車のお値段も見てみましょう。



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