タカ:それで夜に会いに行ったときとかに泣き始めるんですよ。「あんたが痩せろしか言わないからわたしは不幸せだ。今日は朝からなにも食べてない」とかいってバリバリとチョコレートを食べ始めるんですよ。ふざけた女かと(笑)。「タカは私に痩せてほしいんでしょ?」「そうだねえ」「私も痩せたい」「うん、じゃあ痩せたら?」「じゃあジム代払って!」と。それで僕がキレちゃいました。
僕、自分にとって3番手4番手である女性から、非常によくモテるんです。でも僕が1番好きな女性とはなかなかうまく行かない。さっき話したロシア人もそうなんですけど……。結局、向こうが元カレに借金していたのが許せなかったというのもありますけどね。
川崎:もしかしたら、大丸さんは普通の男性より、女性に対する「冷めポイント」が多いのかもしれませんね。自分に厳しくしてきた分、他人にも厳しい。だから相手の女性にも、完璧を求めちゃうところがあるんですよね。でもみんなそれぞれ自分の頑張りポイントが違うから、そこにもうちょっと寛容になったら本当に好きな人の冷めポイントも許すことができるのかもしれません。
タカ:そうですねえ……。
川崎:私の場合、夫とは全く気にするとこが違うの。私は時間とかお金に対してすごく厳しいんだけど、夫は、家の中が綺麗に整理整頓されているかとか、空気を読んだり、そういうとこを気にする人。それはお互いの社会性だったり育った環境が影響しているんだと思うけど、家族というユニットになったら、気にするポイントが違うほうがラクだったんです。両方こだわるポイントが同じだったら、そこだけ強化されてバランスが悪い。お互い得意なところとか自分と違う価値観を受け入れるようなそういうユニットの方が強いと思います……と大丸さんの話を聞いていて再認識しました。だから、冷めポイントを見たら、「よっしゃ、俺とは違う多様性のある女や」ぐらいで見てあげるといいのかもしれない(笑)。バイタリティーもビジョンもあるから、海外の女性と相性がいいと思いますし。でも、くれぐれも商取引だけはしないように頑張ってくださいね。ていうか、それだけは絶対にダメよ!
タカ:感無量です。今日はありがとうございました!
婚活道場、今回の教訓
一、理想の異性像は箇条書きではなく、ストーリー化して考えよ。
一、夫婦はユニット。相手の「短所」こそ、夫婦間では強みになりうると心得よ。