エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き（エコノミック モーション）で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
マニアックなほどヴィンテージの雰囲気を追求！
古き良きアメリカンカジュアルがスタイルのベースの「REMI RELIEF（レミ レリーフ）」は、ヴィンテージを彷彿とさせるユーズド加工が特徴的なブランド。渋カジ世代の僕としては、親近感のあるものばかりで、いろんなセレクトショップで見て前から気になっていたんです。
聞けば、デザイナーの後藤豊さん自身、ヴィンテージのなかにも特定の年代に思い入れがあり、当時の生産背景などにも精通しているんだとか。
REMI RELIEFのアイテムにはそのマニアックぶりが遺憾なく発揮されていて、染料には昔ながらのものを使って水素と結合させ、ゆっくりと退色させて古着本来の経年によるダメージを再現したり、プリントもオリジナルの顔料をつくるところからというこだわりよう。
化学者ばりの知識をフル動員して、ヴィンテージさながらの雰囲気を表現しています。しかも、理想の品質を実現するために、素材の染色から加工まで行える自社工場を岡山に構えるというのも凄いですよね。
僕自身、古着の雰囲気は好きなんですが、サイズが大き過ぎたり、独特の匂いがあったりして、ほしいけれども断念してしまうことのほうが多くて……。
その点、REMI RELIEFのコレクションは、本物のヴィンテージと見間違えるほど古着の雰囲気たっぷりなのに、シルエットやサイズ感は現代的にアップデートされていて、野暮ったさも皆無。これなら、大人が普段着にするのもちょうどいいかなと。
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