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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

ランボルギーニよお前もか! 電動スーパーカーに注目集まる!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

スーパーカー少年が目指すべき最後のスーパーカー

サンタガタ・ボロネーゼ発。ランボルギーニのメディアサイトにアクセスすると、トップ画像に映し出されたのはディアブロの最終モデルで発売された限定車の『VT 6.0 SE』でした。ディアブロの30周年はもう過ぎたし35周年はまだ先のこと。なんのアナウンスかと思いきや「2022年いっぱいでV12エンジンの生産を終了する」という。

このニュース、正確には“化石燃料で動く純内燃機関のV12から、PHEV用の電動化対応型V12の生産に移行する”というのが真意らしい。ようするに『LPI 800-4』に搭載されたパワーユニットの生産を本格化させアヴェンタドール後継車を作ります! という宣言にも受け取れます。

現行型アヴェンタドールがまだ発注可能かわかりませんが、純粋にエンジン車が欲しければ早期に訪ねるのが得策。たとえ隠し玉に最後の限定車が存在すると仮定しても初見さんは購入不可能。ウェイティングリストに名を連ねることが可能なうちにカタログモデルの契約を結んでおくことが最善策。

自動車を取り巻く環境が現在指し示す方向にこのまま流れていくのなら、この先スーパーカーは間違いなくPHEVからBEVへと変貌を遂げるでしょう。現にミッドシップフェラーリはPHEVのカタログモデル『296GTB』をデビューさせているのですから。

一方、スーパーカーワールドに目を移せば、“クラシックなカウンタックを買うより最新フラッグシップのアヴェンタドールを買った方が安い”という状況が続いています。『ミウラ』にいたっては1億の大台を超え成層圏を飛行中。「人気モデルは新車が安い」という事実がスーパーカーの条件なのかもしれませんね。

スーパーカーブームに恋焦がれたオッサンから見ると、いまの世の中は地獄のような相場であり大変息苦しい夢のない時代が続きます。昔話をしても仕方のないことですが、アニバーサリーなら1000万円少々なんて時代もありました。そしてふと思うのです。ディアブロまでスーパーカー認定してもいいんじゃないかと。

創業期からカウンタックの終焉までをフェルッツィオ期とするならば、クライスラー期に誕生したディアブロとはいえ、その開発はヤンキーが登場する前からスタートしていたので、多少の茶々を入れられてもディアブロは立派にランボルギーニが世に放ったガンディーニデザインのスーパーカーです。時にクライスラー案をガンディー二案へとリー・アイアコッカを説き伏せたのがランボルギーニのチーフエンジニアだったルイジ・マルミローリといわれます。



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