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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】ホスト沼にハマり犯罪未遂の過去。婚約者に明かすべきか、否か。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

恋人からのプロポーズを受けた乃亜。幸せの絶頂のはずが、彼女の過去が暗い影を落とす。その過去を、乃亜は洋祐にいまだ伝えていない……。

前編はこちら
 

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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ホストクラブといえば、眠らない街として有名な新宿歌舞伎町に多い。そのエリアは、乃亜にとって別世界だった。

©Getty Images

最近でこそ、有名大学を出た女子達がキャバクラを就職先に選ぶなど、夜の仕事がもてはやされている一面もあるが、乃亜は全く興味がなかった。むしろ、安易で何も考えがない人たち、と軽蔑さえしていた。

加奈と訪れたホストクラブは、ネオンが眩しいほど光るビルの地下にあり、その業界で有名な直斗(仮名・28歳)がいた。韓国の俳優を思わせる185cmの6パックのセクシーボディに、中性的でキュートなフェイスが母性本能をくすぐるタイプ。恋愛経験の少ない女子なら誰もが一瞬で恋に落ちるのは確実で、常にナンバーワンの座をキープしているのも納得する。

もちろん乃亜も例外ではなかった。そんな直斗に一目惚れをしてしまう。これまではそんなキラキラ男子はタイプではなかったが、

「僕は乃亜ちゃんみたいな人、好みだな」

「なんでそんなに可愛いの? 彼氏いるんでしょ? 妬いちゃうな」などと囁かれて、心に火がついてしまった。

©Getty Images

そう、乃亜は簡単にホスト沼にハマる典型的なタイプだった。



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