ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】家計のためにエステでバイト。愛妻の「献身」の代償。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

※この記事は取材を元に構成を作成していますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しています。あらかじめご了承ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前編はこちら

 翌朝、アキラは愛妻の千夏が初出勤の準備をしているところにでくわした。

「このバッグ、働いていた時ぶりに引っ張り出してきちゃった。何だか懐かしいな。半年しか使ってなかったはずなのに結構年季入ってる」

「あの頃、千夏は本当に、仕事に賭けてたもんな」

「今回のお仕事も、やりがいをもてる気がするの」

アキラは、生き生きと輝く妻の表情を久しぶりに見た気がした。

午前中の仕事もひと段落し、そろそろ昼飯を摂ろうとしていると、気心の知れた同期の川崎を見かけて声をかけた

「川崎、近頃どうしてた?」 

「おお。ボーナス出ない件、やっと昨日女房に言えてさ。そしたらもうブチギレちゃって。ほんとやんなっちゃうよ。お前んとこはどうよ?」

「俺のところは嫁に話したら、今日からパートに行くらしくってさ。そうそう、メンズエステ。そういえば、川崎もメンズエステ通ってたよな?」

「え? あ、ああ。 俺が行ってるのはまあ、メンズエステ、ではあるけど……」

「初心者でも働けるもんなんだな。仕事で疲れた時、嫁には何度かマッサージしてもらったことあるけどさ、力が足りないのなんのって、全然気持ち良く無いんだよ。本当にやっていけるのかね」


©︎gettyimages

「えっと.......。お前の奥さんが始めるエステって、グレーな方のエステじゃないよな?」

「グレーなエステ? え、なにそれ?」

「うーんっと......。ほら、こんな奴だよ」

川崎はスマホを操作して、その画面を見せてくれた。



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5