異素材によるコントラストがさらに存在感をプラス
第66回はトッズのスニーカーです。
ボリュームスニーカーをはじめ足元で洒落感をアピールできる一足は、お手軽な反面、大人が履くにはなんだか気恥ずかしいなんてことも。それはロゴモノ然り、派手色然り。とは言えスニーカー人気の市場は継続しているし、「お洒落は足元から」。大人に相応しい一足は常にチェックしておきたいところかと。「トッズ」の新作は、そんなFORZARにバッチリハマるはず!
一見するとシンプルデザインのボリュームスニーカーですが、アッパーにスエードやスムースレザー、メッシュを採用した異素材ミックスがアイキャッチ効果大。奥行きを演出しつつ、しっかりと上品な印象に仕上げています。そこにさらなる存在感を示すのが、ペブルモチーフのアウトソール。さり気ないアイコニックな意匠が、ロゴ以上にらしさをアピールします。ボリューム感もやりすぎずソールもやや厚みがあるので、脚長効果も期待できます。
あくまでベースはシンプルゆえ、合わせやすいのもポイント。スラックスからデニムまで幅広いボトムスにマッチし、こなれ感を演出します。強インパクトなスニーカーが履きたくなる開放感ある季節も徐々に終わりを見せてきていますから、秋を先取る意味でも本作は大オススメです!
トッズを代表する名作「ゴンミーニ」を思わせるペブルソール。ひと目でそれとわかるデザインは、モノグラムやレタードロゴに匹敵する存在感をアピールします。
上のワントーンとは一転、ボルドーとブラックを織り交ぜたコチラはこなれ感を後押し。深みのある色だから主張しすぎず、コーディネートに寄り添いつつ華やぎを与えます。シュータンのロゴもアクセント効果を発揮。
ブラウンを基調とした一足は、スニーカーでも色気を醸し出せる好例。履き口とシュータンは、クッション入りのためフィット感や履き心地も抜群です。子供には真似できない大人の余裕を演出してみては。
ビビッドなカラーもポイント使いなら深いネイビーとブラックスエードが適度に緩和するから、ヤンチャすぎずにむしろさり気ないアク足しにもってこい。レッド・ブルー・ネイビーで構築したシューレースが、目を引きます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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トッズ・ジャパン 0120-102-578