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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「重症心身障がい」の息子と過ごした5年間。最愛の息子が教えてくれたこと。繋いでくれたもの。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

夫が出て行ってからも、母親である公子(仮名)は、毎日病院に通い続けた。重症心身障害児として生まれた我が子、洋一と「一緒に自宅に帰る」ことを願いながら。しかし……。

前編はこちら
 

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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5歳2ヵ月。自宅での看護を最期まで希望していたにもかかわらず、洋一くんはお星様になってしまった。

©Getty Images

「生まれてから約5年間。毎日欠かさず病院に通い、洋一と時間を過ごしてきました。生まれてすぐに先生から『人間的な精神活動や反応は期待できない』と言われましたが、洋一は私が来ると反応を示し、かすかにほほえみ、そして気に入らないと少しふてくされたような表情を見せました。私にだけ……。そう、私にはわかるし、感じられたのです。5年とは短いと言われるかもしれないけど、二人で過ごした濃密な時間。忘れません。洋一のどの瞬間の顔も忘れることはありません」



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