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意外なアレも危険!真夏に車内放置NGなもの5選

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

残念ながら、今年も、子供やペットを車内に放置し、大事に至る事故・事件が発生しています。毎年夏になると、注意喚起が積極的に行われているのにも関わらず、同様の事故・事件は後を絶たず、悲しい限りです。

さらに、炎天下においては、身近なものを放置するだけで、思わぬ事故となってしまう可能性も。真夏に絶対に車内に放置してはいけないものをご紹介します。

 

■スプレー缶やペットボトル

飲料用のペットボトルや虫よけスプレー、制汗スプレーなど、夏はスプレー缶やペットボトルを持ち歩く機会が増えます。が、炭酸飲料の容器は、容器に熱が加わると、容器内の炭酸ガスなどが膨張、最悪の場合、破裂してしまいます。糖分が含まれるような炭酸飲料の場合、破裂してしまうと車内はベタベタに……。

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炎天下に駐車したクルマから離れるときは、スプレー缶やペットボトルは、必ず持ち出して

また、スプレー缶には、LPガスやジメチルエーテルといった可燃性ガスが含まれるため、熱膨張によって破裂すると、中の可燃性ガスが飛び出してしまい、非常に危険。スプレー缶は、頑丈なアルミやスチールでつくられていますが、新潟県の上越地域消防事務組合が行った実験によると、73度で爆発したとのこと。JAFの実験では、真夏の炎天下に4時間放置したクルマのダッシュボードは、最高で79度にも達したされており、爆発する危険は十分にあるといえます。炎天下に駐車したクルマから離れるときは、スプレー缶やペットボトルは、必ず持ち出すようにしてください。

 

■スマホやパソコン、ゲーム機やカメラ、モバイルバッテリーなど

デジタル機器に含まれる、リチウムイオンバッテリーの危険性については、すでにご存じの方も多いかと思いますが、製品評価技術基盤機構(nite)によると、リチウムバッテリーを使った製品の事故は、5年で2倍以上(2019年時点)と、後を絶たないばかりか、増加しつづけているようです。

高温対策など安全設計が施された車載用のリチウムバッテリーと異なり、市販のリチウムバッテリーは高温に弱く、管理温度は‐20度~45度といわれます。車内に荷物を置いて遊ぶ機会も増えると思いますが、バッテリーの扱いは気を付けましょう。

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スマホの車内放置は危険。クルマを離れる際は、車内を確認してから離れるようにしてほしい

また、スマホやパソコンといった電子部品に使用されるコンデンサは熱に弱く、温度が10度上がると寿命が半減するといわれています。車内の温度が30度から60度まで上がった場合、寿命は8分の1にまで低下してしまうことにも。

ほかにも、デジカメのイメージセンサは、熱の影響で「熱ノイズ」が画像にチラつきが生じます。イメージセンサの修理には、それなりの費用(機種によりますが5万円前後)が掛かりますので、熱に弱いことは頭に入れておく方が良いでしょう。

万が一、電子機器を車内に置き忘れた場合、故障を防ぐために、室温まで温度を下げてから電源を入れるようにしてください。ただ、機器の内部に結露や断線が生じるため、エアコンなどで急激な冷却は避け、徐々に温度を下げるようにしてください。



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