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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

モテ車よりシアワセ車。不覚にもボルボが安いと思った件について

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

選択肢の広いXC40とエントリーモデルが超絶バリューなV60

自動車の価格が上昇している。輸入車は軒並みこの夏に為替レートを反映。国産車だって値上げ感を与えぬよう、年次改良や装備見直しで上昇コストを吸収している。おまけに資材不足で減産が続き新車は納車が見えません。当然、その影響は中古車に飛び火し相場は上昇傾向に。クルマ好きでなくとも自動車を取り巻く環境はキビシイと感じます。

値上げのニュースなんて誰しも聞きたくないのですが、各社が発表した新価格をチェックしてみると、「ボルボって意外と安いな」と新たな発見が。以下、なるべく簡潔に自分が買うなら視点でまとめてみようと思います。

まず、ブランドイメージから。毎度語られる安全神話をひとまず脇に置けば、モダンボルボはデザインがスバラシイ! やたら大型化したフロントグリルで存在感を強調せずとも、誰が見てもボルボだと感じます。オラオラ顔も実際デザインするとなるとそう簡単ではないのですが、見る者を威嚇せず存在感を高め、かつ、清潔感と精悍さを両立させるデザインは難しい。

つまり、モダンボルボのブランドイメージは、安全性+デザイン+サスティナビリティの三層構造。おまけにメイド・バイ・スウェーデンで差別化デキちゃいます。クルマってついつい“モノ語り”になりがちですが、モダンボルボのオーナー像ってクルマ自慢からほど遠い印象を受けます。つまり、他の人の考えや思考を否定しない、自己基準を確立したいい感じの大人に見えるのです。

ラインナップをチェックしてみましょう。とはいえ、一般的には車両価格が1年あたりの世帯収入を上回ると家計が圧迫されます。そこを基準に考えると予算600万円以下が好ましい。登録費用に含まれる諸税+ちょい足しオプション代金まで考えると500万円に近い方が好ましい。そんな視点で選ぶと、コンパクト・シティSUVのXC40シリーズから『Plus B3/Plus Pro B3/Plus Pro B4 AWD』の3モデル、エステートはV60シリーズの『Plus B4』がターゲットに。人の欲にはキリがないので他モデルはバッサリ切り捨てます。

グレード格差って案外わかりにくいのですが、価格改定後のボルボは基本的に『Ultimate』(アルティメット)と『Plus』(プラス)の2本立て。「前者は最上級モデル、後者は充実装備モデル」というのがメーカー側の主張。ボルボのパワーユニットは基本的にガソリンエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムで電動化されており、リチャージがBEV(電気自動車)、プラグインハイブリッドはモデル名にその表記があります。



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