愛し合って結婚したはずなのに、いつからかギスギスしはじめた夫婦仲。その原因はひとつではなく、ほんの些細なことの積み重ねだったりする……。「大丈夫、ちょっとした心がけ、話し方で夫婦の関係は改善していきます」作家・心理カウンセラーとして活躍する五百田達成氏が、サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かし、夫婦間コミュニケーションに関する実践的アドバイスを伝授する。
あなたの家庭では “家事” を上手に分担できていますか? また、相手が日頃やっている “家事” に満足していますか?
もちろんどんなことでも、やってくれるだけでありがたい、という方も多いことでしょう。ですが、実は相手の家事に小さな不満を募らせている、という方も多いようです。
例えば筆者の身近なところでは、こんな意見がありました。
「食後のお皿を洗ってくれるのは嬉しいけれど、いっつも “洗う” だけ。きちんと拭いて棚に片付けるまでをやって欲しい」
「車を停めるとき、もう少し端に寄せて出入り口側のスペースを空けてくれないかな……」
「洗濯ものを畳むときに、引き出しの大きさとか考えないで畳むのをやめてほしい。その畳み方だと、キレイに引き出しに収まらないし、何か一つを引っ張り出すだけで、他も全部崩れてしまうから」
「せっかく色柄ものや、汚れているものを分けているのに、全部まとめて洗濯しないで!」
「トイレットペーパーを使い切るギリギリのところで残す。もし使い切ったとしても、絶対に交換してくれない」
いかがですか? どれもこれもちょっとしたことではありますが、家庭の中という日々繰り返される “日常” の中では大問題。一度気になりはじめると、小さなとげのようにずっと心に引っかかり続けてしまい、相手に対する不平不満が募っていきます。
こういった家事におけるトラブルやズレはどのように解消すればいいのでしょうか?
心理カウンセラー、五百田達成氏にアドバイスをいただきました。
Text : FORZA STYLE
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