ファーストカーになり得る人気SUVといえば日産エクストレイルです。海外では既に発売していたのですが、日本仕様はパワートレインを最適化。定評ある『e-POWER』の最新版と電動駆動四輪制御技術『e-4ORCE』を搭載します。正式発売は7月25日ですが、用意万端、既に各拠点に展示車両を用意したといいます。
技術的には四輪制御技術もさることながら、発電用のエンジンに1.5L可変圧縮比エンジン『VCターボ』を採用し、同じ回転数でも高出力を得られる出力特性を実現しました。エンジンを高回転域までまわさずに高出力を得られるので、結果として、静粛性も高くおまけに低燃費という力作です。
エクステリアデザインも刷新され、後席、ラゲッジともに空間をしっかり確保。スタイリッシュなクーペSUVというより、野性味あるSUVらしいギア感が特徴です。コンセプト的には初代＆2代目を彷彿させますが、日産というブランドが嫌いでなければ買いの1台。なお、2WD（前輪駆動）モデルは遅れて発売されます。また、オーテックバージョンもあり注目です。
今回は日本メーカーの注目の年内発売モデルを取り上げましたが、大きさ、パフォーマンスともに申し分なく、さらにクラス感も備えます（スバル・フォレスターは別ポジなので今回は未掲載）。実質的なエントリー価格はいずれも300万円代前半であり、主流はコミコミ400万円代、アップグレードを望めば500万円オーバーのクルマたちです。順当でも納期は半年先。こんな時期は焦らずじっくりと見定めることを心掛けてください。
Text：Seiichi Norishige
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