王道中の王道ROLEX。日本一、いや世界一知名度が高いロレックスですが、みなさんはロレックスのこと、ちゃんとご存知ですか?
なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。
今回は、ロレックスの歴史あるドレスウォッチ「チェリーニ」のお話。
探検やダイビングなど過酷な環境下でも優れた性能を発揮する“実用時計”のイメージが強いロレックスですが、そのドレスラインには実はエレガントで美しい「チェリーニ」の存在があります。
ロレックスファンの方ならよくご存じのはず、「チェリーニ」はロレックスの中でも大変長い歴史を持つモデルなんですね。
チェリーニの歴史
ロレックス チェリーニは1928年(1929年という説も)に誕生。
その名前はルネサンス期のイタリア人芸術家、ベンベヌト・チェリーニの名から着想を得ています。ベンベヌト・チェリーニ氏はエレガントで美しい作風で知られます。
なぜチェリーニはロレックスの番外編と呼ばれるのか
ロレックスの人気モデル、エクスプローラー、コスモグラフ デイトナ、サブマリーナー、デイトジャストなどにば、ロレックス三大発明(詳しくはこちらの記事で)の中のうち防水ケースとして有名な「オイスターケース」、そして自動巻き機構「パーペチュアル」が搭載されており、その証としてOYSTER(防水)やPERPETUAL(自動巻)が文字盤に印字されています。

#腕時計魂でのkitanaka.watchさんの投稿より
↑以前の記事より
しかしながら、チェリーニの文字盤にはそのどちらの文字も存在しません。「ノンオイスター」としてファンの間では知られる存在です。
チェリーニの登場は1928年頃。オイスターケースが発明された1926年とほぼ同時期であり、まだロレックスといえばオイスターケースというところが確立していなかったことが理由ではないかと思われます。
そして、チェリーニはオイスターケースとパーペチュアル(自動巻き機構)の組み合わせが定番となった後も、非防水ケースと伝統的な手巻き機構の組み合わせを採用し続けました。
また、チェリーニはどのモデルもゴールドかプラチナ製です。ドレスウォッチであることから、実用性よりもエレガントさが重要視されています。薄型でクラシカルなデザインでフォーマルシーンでの使用にぴったりの時計です。