チャーチの「ディプロマット」
続いては、トリッカーズ、磨いた革靴、価格改定するジェイエムウエストンの回に登場頂いた@ryo_saitohさんの投稿。チャーチ(CHURCH'S)の「ディプロマット(DIPLOMAT)」です。
「ディプロマット」は"外交官"という意味で、内羽根でセミブローグという、伝統的かつ普遍的なオックスフォードシューズ。
トゥやアイレットに施された精巧なブローグ(飾り穴)が、上品さと伝統的な英国の風格を醸し出しています。
ラスト(木型)は、チャーチの創業年1873年にちなんでつけているとも言われる#73。現在展開されているモデルよりはトゥが短く、縦寸が詰まったような印象で、少しボテッとしたクラシカルな英国靴です。通称"旧チャーチ"を代表するモデルですね。
@ryo_saitohさんは、今回初めてくるぶしを出して履いたとのことですが、素敵ですね。涼しげですが緩んだ感じはせず、精悍な雰囲気。もちろん、しっかりお手入れが行き届いて、靴を美しく履いているのも影響していると思いますが。
クラシカルな靴でも靴下ナシでカッコ良く履ける、お手本のような履きこなしだと思います。
エドワードグリーンの「ドーバー」
次にご紹介するのは、「初」という言葉が絡んだ靴、オールデンの名靴、王道の英国靴、ホールカットの靴の回に続いての登場となる@sho.1588さんの投稿から。エドワードグリーン(EDWARD GREEN)の「ドーバー(DOVER)」です。
エドワードグリーンを代表するUチップモデル「ドーバー(DOVER)」。
モカ部分のスキンステッチがなんとも特徴的で、革の内側を手で縫い進めていくテクニックは難易度が高く、良い革でないと裂けてしまったり、つま先の釣り込みを手で行わなければならないため熟練の職人でないと こなせません。
@sho.1588さんのラストは、ラウンドトゥでありながら細身でシャープな#32。カラーは明るめなブラウンで涼しげに見えるチェスナット(chestnut)です。
デニムとの合わせなのに洗練されて見えるのは、靴を美しくキープなさっているのと、デニム選びの賜物。丈感も完璧で、そのままでも1ロールでもスタイリッシュに見えます! 色のバランスも良い感じで好印象です。
@sho.1588さんの履きこなしのテクニックは とても参考になるので、またたくさん投稿をお願いします。