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国内未上陸車もあり!欧米、中国、タイで爆売れ中の日本車5選

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■中国ではシルフィ

人口が多く、著しい経済発展を遂げている中国は現在、「世界一の自動車市場規模」の国となりました。急激に車社会が進んだ中国では、クルマがステータスシンボルという感覚が強いようで、豪華な高級車や大きなクルマに人気が集中し、小さなクルマはその逆、というような「自動車ヒエラルキー」が分かりやすく存在しているようです。

人気があるジャンルはセダン。自家用車を持つという点で歴史の浅い中国では、自動車の王道スタイルであるセダンに憧れるという傾向がまだ強いのでしょう。

2021年、中国で一番売れたクルマは日産シルフィだった。中国ではセダンの人気が高い

そんな中国で、一番売れている日本車は「日産 シルフィ」です。シルフィは2021年、「中国で最も売れたクルマ」にもなりました。他にもトヨタのカローラやカムリ、ホンダアコードも人気車種となっています。名門「ブルーバード」の後継であるシルフィですが、残念ながら日本国内では既に販売を終了しており、中国で活躍していることはうれしいことです。

 

■タイではミドルサイズピックアップの「いすゞ D-Max」

東南アジア諸国では、都市部を除いては未舗装路が依然として多く、また、舗装されていても整備が追いつかずに穴が空いたり陥没したりと、悪路になっている箇所が多い、という道路事情があります。そのため、都市部では価格の安いコンパクトハッチバックやセダンの人気がありますが、全体的には、乗用車としての快適な乗り心地と高い悪路走破性、さらには多くの荷物を乗せられる利便性と、すべてを兼ね備えたピックアップトラックの人気が高くなっています。

タイで人気のいすゞ D-Max。乗用車のような快適性と本格的なオフロード性能、そしてピックアップならではの使い勝手の良さが人気の理由だ

そんな東南アジアにあるタイでは、「いすゞ D-Max」というミドルサイズのピックアップトラックが日本車で一番人気となっています。いすゞは日本だとトラックやバスのメーカーというイメージが強いですが、タイでは大人気の乗用車メーカー。他にも、「トヨタ ハイラックス」や「ヤリス」、「ホンダ シティ」も人気です。シティは日本では販売されていない、東南アジア市場をターゲットにした小型セダン/ハッチバックです。

 

■まとめ

同じ日本車でも、販売されている地域によって人気の車種が違うのは面白いですね。日本だと「軽自動車」カテゴリが販売数でトップですが、もし海外にも軽自動車のような規格があったら、日本同様に人気カテゴリとなるのかは、興味深いところです。

Text:Tachibana Kazunori
Photo:TOYOTA、HONDA、 NISSAN、ISUZU
Edit:Ogiyama Takashi



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