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LIFESTYLE 夫婦関係修復レッスン

【夫婦問題相談室】A)「人は忘れる生き物。必ず忘れます。それは相手だけでなく自分もまたしかり」

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愛し合って結婚したはずなのに、いつからかギスギスしはじめた夫婦仲。その原因はひとつではなく、ほんの些細なことの積み重ねだったりする……。「大丈夫、ちょっとした心がけ、話し方で夫婦の関係は改善していきます」作家・心理カウンセラーとして活躍する五百田達成氏が、サラリーマンとしての実体験と豊富なカウンセリング実績を活かし、夫婦間コミュニケーションに関する実践的アドバイスを伝授する。

「明日の保育園のお迎え、よろしくね」
「え? 明日って何だっけ?」
「は? 何回も言ったじゃん。会社の忘年会だよ」
「えーーっ! 俺もだよ!」
「......」


何回も言ったのに忘れている。聞いているように見えて実は聞いていない。聞いてはいても伝わっていない......。

夫婦にはこのようなすれ違いが日常茶飯事。小さなことですがイライラがたまりますよね。こういうトラブルは、どうすれば軽減できるのでしょうか。

前編はこちら

それはもう、繰り返し言うしかありません。何度も何度も、リマインドするのです。 そもそも人は、他者の話をそんなにきちんと聞いていないもの。 それは夫婦でも例外ではありません。愛があるとかないとか、責任感があるとかないとかは関係なく、基本、人はそういうものだと思っていたほうがいいでしょう。そもそも 「自分にとっての一大事は相手にとっての些事」なのですから。一回言ったぐらいでは、何も言っていないのと同じ。面倒がらず、しつこいと言われようが何だろうが、二回でも三回でも繰り返さなければなりません。
 

たとえば洗面所が水で濡れているままになっているのを見てイラッとしたとき。「どうせ私がキレイにすると思っているんだ」「もしかして嫌がらせ?」「家事を軽視してる」などと、イライラがどんどんエスカレートしてしまうことも多いはずです。

でも実際には、相手は単に汚れを「見ていない」「気づいていない」というケースも多いのです。「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、本当です。人の視覚は見たいものしか目に入らないようになっています。

となれば、勝手にイライラしてもしかたない。「嫌がらせ」でも「軽視」でもなく、単に「伝わってない」だけなのですから。「これをやってほしい」と思うことがあったら、その都度言いましょう。「いつも言ってるのに」とキレたい気持ちはグッとこらえて、淡々と要望を何度でも伝えましょう。「見えなかった」と言われたら「見て」と言う。「気づかない」と言われたら「気づいて」 と言えばいいのです。「伝達事項は心を無にして何度でも」がコツです。



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