エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き（エコノミック モーション）で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
超のつく合理的なスポーツ・アスリートウェア
2022年春デビューの「K-3B ZERO（ケースリービーゼロ）」は、ハイパフォーマンスな機能素材を使った「K-3B（ケースリービー）」のスポーツライン。ジムやランニング、ゴルフ、サッカー、テニスなど、あらゆるスポーツに対応する仕様ですが、特に今回は、僕がよくするゴルフがアイデアの源泉としては大きかったと思います。
密を避けながら体を動かせるゴルフは、コロナ禍でも世界的に競技人口が増えているらしく、周りでも新しく始める若い世代が増加中。そんなこともあってか、少し前からブランドにもゴルフウェアをつくってほしいという要望が寄せられていたそうです。でも、つくるからには半端なものにはしたくないと思い、コツコツ準備していたんです。
僕自身、数年前にゴルフを始めたときにグリーンに出て最初に驚いたのが、オジサンたちの派手なゴルフスタイル。ロゴ、柄、色使いがトゥーマッチで、ああいうのはさすがに自分には難しいなと……。そこでK-3B ZEROでは、日常で着ても違和感のないデザインに徹底的にこだわりました。
もともと自分がゴルフに行くときは、普段着のなかから動きやすそうな服を選んでいたので、それを本気のアスリートでも満足のゆく最新の機能素材でつくったイメージです。だから色は、黒と白が中心。あとは、ある大御所スタイリストさんに教えていただいた芝に映えるネイビーを柱にしています。
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