エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き（エコノミック モーション）で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
男性の“美脚パンツ”の礎を築いたブランド
“美脚パンツ”の先駆けであり、日本にグレーパンツを根づかせたのがイタリアを代表するパンツ専業ブランドの「INCOTEX（インコテックス）」です。
このブランドの魅力は、なんと言っても男性の脚をきれいに見せるパターンの巧妙さ。なかでも「MODEL35」は、日本人向けに改良を施し、かつて大ヒットを飛ばした「J35」というモデルがベースになっていて、下がり気味で横に広がる日本人のヒップを立体的に見せると同時に、シャープなテーパードシルエットで脚長効果が期待できる一本です。
現在では、創業年にちなんだ王道の「1951」ラインの主軸として、世界的に人気が高まっているんだとか。こういうエピソードも、日本人としてはなんだかうれしいですね。
一方の「MODEL31」は１プリーツが入っている分、「MODEL35」よりわたりがややゆったりしていて、腰周りが立体的になるのが特徴。シルエットはほぼ変わらないので、試着したところを鏡で見て、お好みで選んでみるといいでしょう。
INCOTEXのパンツは、僕も10本以上はいてきましたが、今回はメンズの基本アイテムとして、ミディアムグレーとライトグレー、ネイビー、ブラックをセレクトしました。個人的にはクラシックに見えるグレーを濃淡で揃えて、シーンに応じて使い分けることが多いのですが、ネイビーを選べば若々しく、ブラックはモードな雰囲気を演出できると思います。
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