同門対決。GRヤリスに好敵手現る!
GRカローラの日本仕様が発表されました。詳細装備や価格の発表はもう少し先のニュースになりますが、ボディサイズやスペックはほぼ確定値で発売は今秋を予定。カタログモデルは『RZ』の1グレード展開ですが、同時に抽選販売の限定車『モリゾウエディション』を電撃発表。GRMNヤリス同様にその競争率はかなり高そうな予感がします。
まず、GRカローラRZですが、GRヤリス比32psアップの最高出力304psのG16E-GTS型エンジンを搭載しています。これはGRヤリスのように専用開発のボディをもたない分、ベース車のカローラスポーツの大きく重いボディに対応した格好です。
一方、モリゾウエディションはさらに走りに振って後席を廃し30kg軽量化。思わず「ドリ車かよっ!」と突っ込みたくなる大胆さです。マシマシの追加スポット溶接で強化したボディに、さらに構造用接着剤3.3m追加し補強ブレースを装着。また、6速ミッションの1~3速をクロス化しファイナルギア比も変更。前後ダンパーはモノチューブで前輪側は倒立式に。おまけにエンジン特性もいじってGRMNヤリスを10Nm超えた最大トルク400Nmを発生します。
ちなみに“モリゾウ”とは豊田章男一個人として行っていたモータースポーツ活動で使用するいわばハンドルネーム。ですが、サブスクKINTOでの『モリゾウセレクション』を皮切りに、自社製品のプロダクト名まで発展。なんでもかんでもモリゾウというわけにもいかないのでしょうが、不思議とカローラにはマッチします。
●GRカローラ RZ / モリゾウエディション
ボディサイズ:全長4410×全幅1850×全高1455mm
ホイールベース:2640mm
トレッド(前後):1590 / 1620mm
車重:1470kg(モリゾウエディション:1440kg)
最高出力:304ps(224kW)/ 3000-6500rpm
最大トルク:370Nm / 3000-5550rpm<400Nm / 3250-4600rpm>
タイヤサイズ:235/40R18<245/40R18>
※< >内はモリゾウエディション
●GRヤリス RZハイパフォーマンス
ボディサイズ:全長3995×全幅1805×全高1455mm
ホイールベース:2560mm
トレッド(前後):1535 / 1565mm
車重:1280kg
最高出力:272ps(200kW)/ 6500rpm
最大トルク:370Nm / 3000-4600rpm
タイヤサイズ:225/40ZR18