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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

この切れ味は本物か? BMWから後輪駆動のM240iデビュー!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

待望のFR化で55kgも軽い仕上がりに。ドリフトも自由自在だ!?

BMW2シリーズクーペをベースにしたMモデル『BMW M240i xDrive』が正式に日本発売されたのは2022年3月1日。直列6気筒ターボのB53B30B型エンジンを搭載し日本価格は消費税込み758万円。 M3セダンが1351万円、M4クーペが1325万円であることを思うとまさに「駆け抜ける歓び」。価格もサイズもブツヨクMAXな魅惑のスポーツモデルなのです。

往年のBMWファンから見るとネガというほどではありませんが気になる点が二つ。BMWならやはり後輪駆動にこだわりたい(xDriveは4WD)のと、マニュアルトランスミッションの設定がないこと。しかし、欧州仕様にFRモデルが待望の追加に。MTこそ搭載されませんが気になる条件の一つがクリアになりました。

エンジン出力や車重が気になると思いますので、早速データをチェックしてみました。欧州仕様で比較してみます。

【BMW M240i】
ボディサイズ:全長4548×全幅1838×全高1397mm<1404mm>
ホイールベース:2741mm
トレッド(前後):1581 / 1568 <1579 / 1569>mm
エンジン:B53B30B型 直列6気筒ターボ
総排気量:2998cc
ボア×ストローク:82.0×94.6mm
最高出力:374ps(275kW)/ 5500-6500rpm (日本仕様に対し10kWダウン)
最大トルク:500Nm /1900rpm-5000rpm
トランスミッション:8速ステップトロニック
車重:DIN1635kg(EU1710kg)<DIN1690kg(EU1765kg)>
パワーウエイトレシオ:5.9<6.1>kg
0-100km/h:4.7<4.3>sec
最高速度:250km/h
※<>内はxDriveのデータ
※トランスミッション、ファイナルのギア比は同一

ボディサイズは車高が7㎜低く、FRなのでおそらく前輪アライメントも違うと予想されます。トレッドはほぼ無視していい1~2㎜とホイール選択ですぐに変わるレベルです。エンジン出力、トランスミッションなどギア比も変更ありません。

2WD化に伴い車重は変わりました。前輪にパワーを伝えない分だけ駆動系で55kgの軽量化を達成。逆にいえば55kgの重量増で4WDにできるってある意味スゴイのではとも思います。トラクションが減った分だけ0-100km/h加速は0.4秒プラスに。しかし、速さの質は魅力をスポイルするものではありません。

欧州仕様で比較して気になったのは、あらためて確認した日本仕様のパフォーマンスです。じつは欧州仕様より日本仕様の方が最高出力で13ps(10kW)も上回っているのです!

日本仕様の『BMW M240i xDrive』のパワースペックは最高出力387ps(285kW)/ 5800rpm、最大トルク500Nm /1800rpm-5000rpm(公称値)です。その理由はおそらく日本仕様(北米仕様も)にはPM2.5用の触媒が装着されていないからでしょう。

ドイツ本国では間もなく受注開始。遠からず日本仕様も発売されると予想されます。昨今の原材料価格の高騰を無視すれば、期待値込みのエントリー価格はギリギリ700万円切り。なんだか夢が広がります。軽量化にこだわる方はサンルーフ未装着で。なんせ20kgも頭が重くなりますので。

様々に妄想は膨らみますが、新車なので保証アリを生かし頭金入れて残りは残価設定ローンで。支払期間5年で組めば入手可能なのではないでしょうか。M3&M4は中古車でも価格高騰の波でいまや高嶺の花。後輪駆動の『BMW M240i』で駆け抜ける歓び体験しちゃいましょう!

Text:Seiichi Norishige

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