コードバンの誤解
コードバンは馬の臀部に生成されるコラーゲン繊維の層をいいます。
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皮は表皮層と床面(とこめん)からなります。尻の床面のなかに埋まっているのがコードバン繊維です。狼に噛まれても致命傷を負わないように、とか、鞭で叩かれて、とか諸説ありますが、とにかく硬い。
表皮層を鞣した革が銀面ですね。一種の洒落ですが、これに対比させてコードバンを金面(かねめん)といいます。“革のダイヤモンド”と呼ばれることを考えても、ウマいネーミングです。
銀面は繊維が複雑に絡みあっているのに対し、金面は林立しています。これをきれいに寝かすことで艶が生まれます。
原皮は100%海外。フランスやポーランドなどの北欧がメインで、それに中国やカナダ、アルゼンチンがつづきます。フランスの田舎町でステーキと書かれた一品を頼むと馬肉が出てきます。彼らにとって、馬は牛以上に身近な存在なんです。
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