ラフすぎないから大人のストリートと相性抜群です
第463回目は、ワングラヴィティのパーカです。

スタイルをグッと引き締め、シックでモダンな装いをもたらす黒コーデ。大人に人気の鉄板コーデで秋冬はさぞ活躍したことでしょうが、春夏では重たい雰囲気になりがちなイメージも……。今回はそんなイメージを払拭する、春夏でも黒スタイルを楽しめる「ワングラヴィティ」の真っ黒アイテムをご紹介!
「エストネーション」で展開される同ブランドは、2000年にローンチしたジャパンブランド。ベーシックなアイテムをベースに、随所に遊び心を滲ませたコレクションが特徴です。こちらのフーディを見ても、裾のドローコードやポケット周りにレーザーパンチングをあしらうなど、明らか。ゆったりとしたシルエットに大きめのフードが、リラックスした着こなしを演出。キックバックの強いダブルニット素材は、そのツルッとした質感も相まって、上品なルックスのまま楽ちんな着心地を実現しています。
ブラックの持つ魅力はそのままに、春夏らしい軽快さを加えているから暑苦しさや重たさを感じさせません。若者人気のストリートも光沢ある素材を用いた黒なら子供っぽさが緩和されますから、大人のストリートにもピッタリ。ラフでもエレガント、これぞ大人の黒の鉄則です。

ボティの両サイドには、サイドの縫い目に合わせた隠しポケットが。シンプルなルックスを強調するとともに、レーザーパンチングの存在感を際立たせています。

ライトアウター感覚で羽織れる、オーバーサイジングのシャツ。サラリとしたドライタッチな生地を使用し、スラックスやデニムなど様々なボトムスと好相性なのも見どころです。大きめのフラップポケットがアイキャッチ抜群。

夏の定番のTシャツは、軽装ゆえにこんなひとクセある一着で差をつけたいところ。袖の一部の素材を切り替え、左袖にはシガーポケットを思わせるジップポケットをオン。長く伸びたジップコードやタグも、スタイルアップに一役買っています。

男らしさを象徴するレザー。とは言え夏にリアルレザーでは暑苦しく見えがち。そこで重宝するのが、フェイクスエードのセットアップです。リアルレザーと同じタンナーで打ち込んでおり、そのルックスはフェイクとは思えないほどの風合いに。全面にパンチングを施し軽快さを後押ししているのもポイント。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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エストネーション 0120-503-971