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LIFESTYLE 女たちの事件簿〜沢木文の【婚外恋愛ファイル】

モテない女は不幸だ。「かわいい」の呪縛に囚われた、あるママの末路。

ライター・沢木文が、コロナ禍中でも花開く、婚外恋愛のリアルについて紹介する。

有希さん(仮名・35歳)は、最近「私の人生は間違っていたのではないか」と思い悩むことが増えたという。

「それまで、自分が“正解”だと思っていたことが、間違っていたんだと思って、自信を無くしています」

有希さんは、10歳年上の夫のとの間に6歳の娘がいる。夫はコンサルティング会社に勤務しており、年収は1千万円を超える。都内のヴィンテージマンションに住み、夫がローンを払っている。有希さんは子育てをしつつ、友人のPR仕事の手伝いなどをしている。友達や友人からは「うらやましい」と言われる生活ぶりだ。

「なんだかんだ言って、女の幸せって、稼ぐ夫を捕まえて20代のうちに子供を産み、不安なく生活することだと思うんです。ジェンダーだ、平等だとはいっても、私は家事と育児をして、女として愛されることが“正解”だと思います。だから、みんなが私のことを“うらやましい”と言うんでしょう」


©︎gettyimages

“女として愛される”ことを重視している有希さんは、パステルカラーの服などかつての“女子アナ”のような雰囲気を漂わせている。

「そんな私でも、落とせなかった男性がいます。20歳から8年間片思いしていた大学の先輩なんですけど、顔立ちが整っていて、勉強ができて、優しくて……“この人だ”と思ってから私からアプローチ。酔って先輩の家にお泊りしたり、悩みを相談したりして、甘えていたのに全然手を出してもらえなかったんです」

“愛され・かわいい”をテーマにセルフプロデュースしていた有希さん。当時はとにかく男性にモテていた。28歳の時に、これがラストチャンスだと思い、とっておきのピンクの下着と、“愛され・かわいい”を極めたファッションで、2人で飲みに行く約束を取り付ける。

「すると、一次会で『じゃあ、またな』って帰ってしまった。追いかけて告白しても『俺には有希はもったいないよ』と断られて、それでも食い下がると『俺は結婚する気も、誰かと付き合う気も一切ないんだ』と言われたんです」

傷心の有希さんを優しく受け止めたのが、飲み会で知り合った当時38歳の夫だった。

「収入はあるけれど、容姿が全く好みじゃなかった。でも人肌が恋しいし、必要とされたいので、会うようになったんです。そのうちに、子供ができて結婚しました。夫はそれまで全くモテなかったと言っていました。38歳まで女性の経験がほとんどない人にはそれなりのクセがあった。付き合う前までは普通だったのに、付き合ってから私の話を聞かなくなりました。子供ができてからは夫が一方的に言いたいことを私にしゃべり、私は聞いているだけ。そういうのもフラストレーションがたまる」



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