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FASHION 店主の拘りが強い店

ファッションインフルエンサー髙島涼の「流行る店の作り方」

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ファッション好きにとって、メンズショップの店主やスタッフと話をするのは何よりも楽しい。

マニアックで博識でクセがすごい店の“トリセツ”を紐解いていく連載、今回は、インスタグラムを中心にSNSの合計フォロワー数が26万人を越える髙島涼さんが手がけるセレクトショップ「+81 PLUS EIGHTY ONE(プラス エイティ ワン)」をチェック。勢いがあるインフルエンサーが運営する実店舗の魅力を紐解きます。

【+81のトリセツ①】インスタグラムを始めたのは8年前

デジタルネイティブな時代の申し子ができるまで

髙島涼さんは1992年生まれの今年30歳。静岡県出身で、工業高校の建築科で学び、住宅メーカーに就職して図面作成などを担当。22歳のときにセレクトショップ「STUDIOUS(ステュディオス)」で販売員になり、SNSは「インスタグラムにプライベートの日常の写真をポストするところから始めました」と言います。

――高島さんのインスタグラムのフォロワーはどうやって増えていったんですか。

高島涼(以下、高島) 当時は周りの誰もやっていなかったので、販売員の販促の一環として自発的に自分の日々のスタイリングやオススメ商品をポストしていました。次第にフォロワー数が増えて、来店客数も増えて、僕に会いに来てくれる人も増えて、個人売上が伸びて、最終的に社内で1位になったのは自信に繋がりましたね。それで、25歳のときにステュディオスを辞めました。

――5年前のステュディオスで個人売上1位はスゴイですね。

高島 辞めてからフリーランスとして活動し、友人のブランドを手伝いながら、ブランドのノウハウなどを学びました。そして27歳でステュディオスの元デザイナーと組んで自分のブランド「RYO TAKASHIMA(リョウタカシマ)」を立ち上げました。

――リョウタカシマは、この「プラス エイティ ワン」にありますか。

高島 リョウタカシマはB to Cブランドなので店にはありません。一昨年の9月に、この店のファーストステップとして、プラス エイティ ワンのECショップを立ち上げて、去年の5月18日に五本木に店をオープンしました。


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――お話を聞くとトントン拍子ですね。高島さんがインフルエンサーとして支持されている「強み」はなんだと思いますか。

高島 プラス エイティ ワンは、これまで様々なブランドの服を着てきた自分が「良いな」と思ったドメスティックブランドを中心とした品揃えですが、自分がインスタグラムにポストしているスタイリングも、ドメスティックブランドの手に取りやすい価格のものが中心なので、見ている人にとって「等身大でリアル」なところが共感のポイントの一つなのかなと思います。基本的に「自分が着たいもの」というのは、ずっと崩していませんね。



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