川崎:もっと肩の力を抜いて、「自分の提供できる価値」なんて考えずに男性とデートをすること。あなたはモテるから、1か月に10人くらい会ってみるといいかもね。そして、そのときに、あなたも社会人スイッチを切り、1分間沈黙すること。相手にマイクを渡すこと、かな。
由香:え~~!!! 1か月に20人くらいとデートすることは簡単ですが、1分間沈黙は難しい!
川崎:そこかい! でも、できるはず! 大人の女は無言の時間、すなわち「ため」のような空白を楽しむ。会話のタンゴを楽しむのよ。
由香:タンゴってなんですか? あの情熱的なダンスの?
川崎:そうよ。あの情熱的なダンスってさ、女性がリードしているように見えるけれど、男性の動きを待ち、それを受けて動いているのよね。
あなたの場合、今まで自分から話題を投げてうまくいかなかったのだから、逆をやってみるといいと思うの。タンゴのように、男性からの発言を待ち、そこから生まれる会話の広がりを楽しんでみて。沈黙を楽しみ、相手の出方を待つ。そして、コミュニケーションを相手に委ねてみる。沈黙って意外と雄弁で、誠実さ、優しさ、その人らしい温かさ、繊細さ、おおらかさが出るから。
由香:あ~ぐさぐさくる。こうして言われてみると、ゆるふわ女子から、モード女子に転生してからの私って、ワチャワチャしていたと思います。私も疲れたけど、相手にも疲れさせてしまったんですね。それなのに私は「私ばかり話題を作って頑張っているのに、この人は何もしない」と思っていました。
川崎:極端から極端にいかなくていいの。間合いを見てみて。
由香:川崎さんと話しているといろいろ明確になりますね。
川崎:まずはそこから始めてみて。デートに「仕事がデキる人」というモードを持ち込んではダメよ。
由香:やってみます。あ、今、前にLINE交換したカメラマンからデートに誘われました。とりあえず、沈黙することを頑張ってみます!
川崎:ほんとにモテるわね~(笑)。
記事へのコメントもドシドシよろしくお願いします。川崎先生が答えてくれるかも?
Text:Aki Maekawa
Photo:Yuji Hirose
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【川崎貴子 プロフィール】
女性に特化した人材コンサルティング会社、リントス株式会社代表取締役。経営者歴23年。女性の裏と表を知り尽くし、人生相談にのりフォローしてきた女性は2万人以上。婚活結社「魔女のサバト」働く女性の為の婚活サイト「キャリ婚」主宰。「女のプロ」「黒魔女」の異名を取る。15歳と8歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に、著書に、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(KKベストセラーズ)『私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由』(大和書房)『上司の頭はまる見え。』(サン マーク出版)『モテと非モテの境界線』(講談社)など。
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