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LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

【後編】「君のデート、疲れる」心を折られた婚活女子。私のどこがいけない?

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川崎:あ~。なんか見えてきた。あなたが興味のあることを話すと、向こうが乗っかって来る。そして、あなたは2人で遊びに行くプランを立てて、下調べをして予約するなどして迅速に行動をする。

由香:そうです。私はもう川崎さんが「私は実はエスパーなんです」と言ったところで驚きませんよ(笑)。

川崎:それだ!!! あなたはね、先回りして行動しすぎるの。相手と一緒にいる時間を盛り上げるし、2手先の行動を読んで先回りしていない?

由香:はい。そうしていますよ。王道のモテを外れた私なのですから、それくらいのことはやらないと。それに、今、新しい世界に来てなにもかもが楽しいんです。自分の個性もアピールできますしね。

川崎:なるほどね。今の由香さんが考えるデートプランって、マニアックな美術館を巡ったり、ディープなアジア料理を食べに行ったりするコースじゃない?

由香:まさにそうです。

川崎:それはもう企画書レベルの精緻な内容でしょ。移動時間を考え、店の予約をして、抜け漏れがない。空気を読んで話題を提供し、反射的に動く。店にいる人とも仲良くなり、相手に気を使い、デートのファシリテーターになっている。

由香:はい。そうしています。だからデートが終わると、ぐったりと疲れてしまう。

川崎:仕事のスキルと社会性を、男女関係に持ち込んでしまっているのよ。相手はあなたが主導しているプレゼンを一日中聞かされているようなものなのよ。それで、お互いに疲れてしまい自然消滅をしてしまう。この恋愛ファシリテーターは、沈黙と退屈を怖がる。だから、すき間を埋めるように話題を振る。

由香:言われてみるとそうです。広告代理店勤務の元カレは、仕事をしているときはとてもおしゃべりで楽しい人なので、付き合ったんです。でも、全然しゃべらない。私はずっと「つまらないの?」とか「あまりしゃべらないんだね」などと話しかけていた。

川崎:プライベートで“社会人スイッチ”を切る男性も多いからね。会社にいるときは気遣いができるのに、仕事じゃなくなると、ポンコツになる。

由香:はい。あのオフっぷりは、ものすごい衝撃でした。これから私はどうすればいいでしょうか。



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