文字でもグラフィックでもなくパターンでそれとわからせる、まさに唯一無二
第459回目は、ボッテガ・ヴェネタのバッグです。
「ボッテガ・ヴェネタ」と言えばイントレチャート。レザーを編み込んだ、言わずとしれたブランドの意匠は、昨今のロゴトレンドにおいてレタードやアイコン以上に、大人に相応しい今っぽさを提供します。強すぎない主張なので、社交の場でも嫌味なくトレンドスタイルを演出できますし。
1966年に創業し、誕生したイントレチャートは、50年以上の長きにわたって様々なアイテムで登場。その卓越した技術は進化を続けており、特にここ数年注目を集めるのはマキシサイズのイントレチャートです。繊細な目の細かいものとはまた違った、ラグジュアリーな雰囲気をまとい、存在感も申し分なし。しかも十分なサイズ感や肩かけできるハンドルなど、気の利いたディテールも備えているので、見た目も機能も大満足頂けるはず。
デカロゴをはじめモノグラムなどインパクトあるロゴモノが人気を博す中、一方で、オジさんともなるとやんちゃすぎたり、気恥ずかしかったりする、という方も少なくないでしょう。同じ“デカ”でも、こうした意匠で示してくれるならありがたい限り。エレガントな大人にコレほどぴったりなロゴモノは、ここを置いて他にないかと。
一枚仕立てでデザインされたバッグの中からは、上質なスエードがお目見え。サイドに同素材のジップポケットが付属しているので、スマホやカードケースなどの小物の収納にもってこい。
艶やかなカーフスキンの光沢が、ラグジュアリーさをさらに後押し。さり気なくエンボスのレタードロゴを配し、あくまで主張はイントレチャートに徹するあたり、ブランドのこだわりが感じられます。
近年ボッテガ・ヴェネタのシグネチャーカラーになりつつある、グリーン。より強いインパクトを示すものの、ブラックやベージュとも相性がいいので意外にも合わせやすい。全身ブラックの重たいコーデでも、これを持つだけで一気に華やぐので、差し色アイテムとして頼りになります。
パっと見では上のホワイトのアザーカラーに見えますが、室内を見れば一目瞭然。ジップポケットの代わりに、ミニポーチが付属しています。底部にストラップで取り付けられており長さも十分なので、取り出しやすい仕様に。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966