いま買うべきラグスポ時計の大本命
高級時計の高騰が止まりません。特にスイス時計は、値上げはあっても、値下げというのはほぼ皆無。これにはパーツなどの原材料や人件費の高騰など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こっている現象ですが、最近では中古品ですら定価の上をいく高値で取り引きされていますから、ほしいと思ったときが買い時。コロナ禍で、資産運用のための投資対象としても注目が集まっているのも、価格上昇を下支えしているようです。
そんななか、本場スイスの「EDOX(エドックス)」が、この価格でこの品質を実現しているのはもはや奇跡。僕は10年以上前にフラッグシップコレクションの「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマティック」を購入しましたが、気になるモデルが登場したのでもう一本買ってみようか検討中です。
だってこの先、どんどん価格が上がってしまったときに後悔したくないですからね(上がると決まったわけではありませんが)。
で、そのモデルが「スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック」。スイス軍の依頼を受けて、極秘で製作したミリタリーウォッチの復刻コレクション「スカイダイバー」の新作です。
これは精鋭パラシュート部隊のために製造した1973年のアーカイブピースを現代的に再解釈したもの。モデル名の由来である「ネプチューン」はローマ神話における海の神であり、ギリシャ神話では「ポセイドン」と呼ばれています。
ちなみに、スカイダイバーは2019年に初登場したコレクションですが、工場書物庫で発見されたデザイン画がきっかけで初めて公になったそうです。
なんでも、あるスイス軍の大佐が部下に贈るための特別な時計として、並外れた防水性能をもち「陸・海・空」のいかなる過酷な環境でも使用できる堅牢な時計をオーダーしたのが原型だったらしく、いかにもというか、EDOXのタフネスを追求する時計づくりが垣間見られるエピソードですよね。