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LIFESTYLE 女たちの事件簿〜沢木文の【婚外恋愛ファイル】

怪しすぎるマッサージ師になぜ...元キャバ嬢がすがった洗脳の性愛レッスン。

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上京してから結婚するまでの4年間、由紀さんは風俗業のお店にも勤務しており、「どんな人でも虜にする」という技を身に着けていた。

「少しでも条件がいい男と結婚するには、水商売が手っ取り早い。主人は会社経営をしており、その店ではいいお客さんをたくさん連れてくるのですが、人間的な魅力が一切ない人なので、バックヤードでは嫌われていた。でも千代田区内のタワマンを何部屋も持っていると聞いて心が躍ったんです」

夫は容姿もイマイチで、かなりの自己中心。接待客を連れてくるときは普通にしているが、一人客の時は厄介だった。店の女性に対していきなり怒り出すこともあるし、難しいことをとうとうとしゃべったりする。

「私は【お金のため】と割り切って聞いていたら、同伴に誘われるようになったんですね。それからトントンと結婚が決まりました」

新郎44歳、新婦24歳。夫は「周囲に誤解されそうだから、結婚式はやめよう」と挙式はせずに結婚生活がスタート。


©︎gettyimages

夫は由紀さんに毎月50万円以上の生活費を与えてくれて、欲しいものは何でも買ってくれる。

「役員報酬という名目で、何を買っても主人の会社の名義になるんですよ」

そして、どんな状況であれ、毎日のように夫婦生活を要求する。それは乱暴で痛いこともあるが、「1時間の仕事だ」と思ってやり過ごしている。

「主人はカレンダー通りの仕事で、土日のどちらかにかけて、1泊の出張をする。それがなかったら結婚生活は続かないです」

毎日のように好きでもない夫の相手をするのは、苦痛を伴う。しかも夫は、由紀さんがやんわりと拒否すると「妻の務めを放棄する気か」と怒り、モノを壊したりする。怯え、謝っている由紀さんの姿を見て興奮しているようなフシもあるという。

そんな由紀さんに異変が現れたのは、結婚5年目のことだった。

「めまいや胃の痛みに悩まされるようになって、友達に相談すると、オススメのマッサージの先生を紹介されたんです」

マッサージの先生は、30代半ばの筋肉質のイケメン先生。紹介でないと新規の客を受け付けていないという。

「先生は女性の体のことを知っていて、私の傷ついた心と魂に、宇宙からのエネルギーを注入してくれたのです。3回ほど通ううちに、私の体も元に戻り、主人の相手も激しい痛みや苦痛を伴うことなくできるようになったのです」

後編に続く

Text:Aya Sawaki



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