エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き（エコノミック モーション）で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。
個性的な着こなしが楽しめるモードなデニム
カナダ生まれの双子の兄弟、ディーン＆ダン・ケイティンが手がける「DSUQARED2（ディースクエアード）」は、アメカジを熟知したうえで、洗練されたモードな雰囲気に落とし込むのが巧みなブランドです。
僕はここのデニムが大好きで、これまでいろんなモデルを着用してきました。とくに、丁寧なダメージ加工やペイント加工はDSUQARED2の真骨頂といえるワザで、少々値段は張りますが、このブランドにしかない魅力があります。
定番人気は「Skater Jeans（スケータージーンズ）」や「Cool Guy Jeans（クールガイジーンズ）」。ただ、これらのモデルはすでにもっているファンも多いと思うので、今回は水兵が穿くパンツをイメージしたという「Sailor Jeans（セイラージーンズ）」を紹介させていただきます。
ご覧の通り、腰周りとワタリは ゆったりとしていますが、裾に向かってテーパードするシルエットが特徴です。また、裾は大きくロールアップされ、クロップド丈に仕上げられているのも個性的な表情に拍車をかけていますが、実は最初にこのデニムを手に取ったとき、主張が強く思えて実際に穿いたらどう見えるんだろう、と心配していたんです。
でも、試着した途端、そうした不安はすべて解消。独特な雰囲気があって、不思議といい感じになるんですよね。
あと、サイズはわざと大きめを選んで、腰骨の下あたりまで落として穿くのが、こなれて見えるポイントかも。クロップド丈なので、これまでジョガーパンツを穿いていた人には、親しみやすいシルエットだと思います。
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