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ボディが美しく変身! 今年のF1、フェラーリの速さは本物なのか?

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コスト低減のお題目の元、マシン開発に制限がかけられていたシーズンも昨年で終了。全チーム仕切り直しで始まった2022年シーズンを待っていたフェラーリは、ついに開幕戦のバーレーンGPでエースのシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンで完勝。僚友カルロス・サインツも2位に入りこれ以上の結果はない1‐2フィニッシュを飾ります。

続く週末の第2戦サウジアラビアGPではポール・ポジションこそ逃したものの、引き続き好調で予選2位・3位。決勝レースはトップを走るものの、他車のクラッシュ&セーフティカーのコースインでアドバンテージが帳消しに。昨年のチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンに抜かれてしまいましたが、フェラーリはルクレール2位、サインツ3位で表彰台を獲得。シーズンの行方は分かりませんが、好調な滑り出しといえそうです。

第3戦オーストラリアGPは4月10日が決勝日。大方の見方では、各チームとも大幅なマシンのアップデートを行うのは4月28日に決勝を迎える第4戦エミリア・ロマーニャGP以降になるのではといわれます。低迷するメルセデスAMGも改善が見込まれます。

フェラーリといえばF1界のレジェンドですが、自動車メーカーの規模でいえば、その生産数はわずか1万台を超えた程度です。パワーユニットで見れば、メルセデスAMGや実質的にホンダ製といわれるレッドブルパワートレインズ、ルノーから移行されたアルピーヌの方がはるかにビジネス規模は大きく、フェラーリの勝利はある意味で下克上の達成かもしれません。

F1への情熱は参加者なら誰しももつところでしょうが、フェラーリのカリスマ性は創業者エンツォ・フェラーリのあくなき挑戦に始まり、そして現在も継承されるそのレーシングスピリットが人々をを魅了します。

勝利数同様に誰よりも多く敗戦してきたフェラーリ。人は負けた数だけ強くなれるのでしょうか? だからこそ今シーズンのフェラーリは注目なのです。

Text:Seiichi Norishige



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