製品染ならではの深みや味わいが、すぐに手に入ります!
第447回目は、ポーターのクラッグシリーズです。
アメカジ復権が注目されて久しい昨今、古着屋でヴィンテージを探してみたり、クロークから昔愛用していたアイテムを引っ張り出すという方も少なくないでしょう。そんな中、バッグだけがなんだかキマらない、なんてことありませんか? レザーでもなければいい味が出る前にボロボロになってしまうし、レザーはレザーで育てるのに時間がかかりますからね。バッグでヴィンテージ特有の男らしさを出すのって、本当に根気と時間がいるんですよね……と思っていた矢先、「ポーター」にぴったりな物がありましたよ。ってことで早速。
製品染めならではの色合いと独特のシワ感が特徴の「クラッグ」シリーズ。ナイロンとコットンの混紡糸を高密度に織り上げたオリジナルのバックサテン生地を使用し、2種類の染液に連続して浸す「二浴染め」を施すことで、唯一無二の味わいを実現。しかも染色の具合はアイテムによって異なるため、“自分だけ”のバッグが手に入るのも見どころです。
仕上がり時の色合いやシワ感、縮み方が一点一点異なるため、唯一無二の味わい深さを楽しめるのも嬉しいポイント。ヴィンテージスタイルに箔が付くのはもちろん、デイリーなカジュアルスタイルに合わせればワイルドな男らしさを加えてくれるはず。今どきなスポーティ系やビジネス兼用のハイテク系が多数リリースされる現代において、男っぽさをアピールできるタフな逸品は重宝間違いありません。
タフな見た目以上に軽量で収納力も抜群。メインの室内に2つのポケットを備え、フロントには大きめのフラップポケットとジップポケットが。それでいてタブレット端末がすっぽり収まるサイズ感。と、見た目とは裏腹な今どき仕様の機能性です。
二浴染めによる染色加工の後に行う乾燥工程により、独特な手触りとハリ感を生み出した本シリーズ。バックパックタイプのこちらは、丸みのあるフォルムがコーデのアク足しにもってこい。手持ちとの2WAY仕様で、トップサイドのストラップで絞ればシルエットの味変も可能です。
メインコンパートメントは、大きく開口しアクセスしやすい。その一方でフロントやサイドに多数のポケットをあしらっているので、仕分けや整理のしやすさも文句なし。底部に配したジグザグステッチによるナイロンテープが、元のハリ感と相まって自立を可能にしています。
バイクや自転車使用時に便利なメッセンジャーバッグもラインナップ。手持ち可能な2WAY仕様や荷物量に応じてフラップを二段階に調節できるなど、気の利いたディテールも魅力的です。豊富なカラバリを揃えてはいるものの、ショップによって取り扱いカラーが異なるため、ご注意を。
フラップを開ければ、室内に5つのポケットを備えておりミディアムサイズながら抜群の収納力を誇ります。ビジカジも定着した昨今では、もはやオン・オフ問わずに使えるかと。ともすれば、実用性と洒落感を兼ね備えたこちらは実に頼りになるはず。
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ポーター 表参道 03-5464-1766
吉田 03-3862-1021
ポーター スタンド 新宿店 03-6380-5230
www.yoshidakaban.com