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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

アナタの愛車は人気車? リセールバリューは? 
いま中古車市場で熱いのはこの車だ。

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

ボディタイプ別中古車検索ランキング・トップ5を検証

資材不足による減産の影響か? はたまた不景気による影響か? この1~2年間は中古車相場が高騰中。カローラ・レビン&トレノ(AE86)、サバンナRX-7、シルビアやスカイライン、インプレッサなど、特別な趣味車のように爆上げではないにしろ、中古車需要が高まり再販価格が上昇しています。

そこで今回、ボディタイプ別に人気中古車ランキングを検証してみましょう。いま人気の中古車が数年後もその人気を維持するとは限りませんが、少なくとも手放そうとする愛車は強気で売れるのか? また、新車選びの何らかの参考になるはず。知っておいて損はありません。

ご紹介するデータは中古車サイトの検索数がベースとなります。趣味性が高い車種では興味本位のアクセスもあるのでしょうが、それを差し引いても人気のバロメーターとなります。計測期間は決算期にリンクした2022年2月。通常、この期間は新車も中古車も大いに流通します。

【SUV】
1.トヨタ・ランドクルーザープラド
2.トヨタ・ハリアー
3.日産エクストレイル
4.スバル・フォレスター
5.ホンダ・ヴェゼル

いまやトレンドの中心はSUV。新車はハリアーが群を抜く販売台数なのですが、堂々1位はオートキャンプで大人気のランドクルーザープラドというアウトドア派のマウント上位車種。これに続くハリアーも新車なら納車まで相応に待つことに。

中古車は現車販売が基本です。つまりハンコ押せば納期はほぼ確定。そんな点も人気に影響するのでしょう。中古車相場上昇中とはいえ、3~5位はクルマを気に入ればバリューな選択となるでしょう。

【ミニバン】
1.トヨタ・アルファード
2.トヨタ・ヴォクシー
3.日産セレナ
4.トヨタ・ヴェルファイア
5.三菱デリカD:5

新車の人気を反映した印象のあるミニバンランキング。王道のアルファード、ノア&ヴォクシーの兄弟車対決はヴォクシーの圧勝(ノアは6位)。4位と5位は個性派で人気モデルといった印象です。

【コンパクトカー】
1.トヨタ・アクア
2.日産ノート
3.ホンダ・フィット
4.BMWミニ
5.ホンダ・シビック

新車人気に加え、そのボディサイズが健闘してアクアが1位に。コンパクトカーは新車人気に比例したカタチでしょうか。多数派の国産車を押しのけてミニがランクイン。続くシビックはもはやコンパクトカーといえない状況ですが、価格がこなれてか、中古車なら狙い目かもしれません。

【セダン】
1.トヨタ・プリウス
2.トヨタ・クラウン
3.レクサスLS
4.トヨタ・クラウンハイブリッド
5.日産スカイライン

興味深いのはクラウンの人気はガソリン車ということ。ハイブリッドはまだ高年式というのも影響したかも。LSも先代モデルなら予算の範囲内という方のターゲットでしょうか。歴史あるスカイラインは根強い人気が感じられます。

【クーペ】
1.日産フェアレディZ
2.トヨタ86
3.日産シルビア
4.日産スカイライン
5.ポルシェ911

絶滅危惧種のスポーツカーだけに趣味性の高さが光っています。フェアレディZは新車価格が別次元となり、Z33&Z34は爆上げ前の駆け込み需要が増加中。トヨタ86も旧型となり流通量も豊富でリアルな狙い目です。生産年度も多大に影響するこのカテゴリー。玉石混交の流通物件だけに初心者はご注意を。

【ハードトップ】
1.スバル・インプレッサ
2.トヨタ・チェイサー
3.日産ローレル
4.トヨタ・マークⅡ
5.日産セドリック

これまた趣味車のオンパレード。1位のインプレッサを除けば全車FRという車種構成。2~4位はドリフト人気を反映した結果でしょうか。セドリックは2004年に終売となりましたが意外にも5位にランクイン。

【軽自動車】
1.スズキ・アルト
2.スズキ・ラパン
3.ダイハツ・ミライース
4.スズキ・アルトワークス
5.ダイハツ・ミラジーノ

意外なことに新車では人気のトール系モデルが全滅。やはり新車で200万円オーバーの予算を必要とするトール系モデルより、実用的な移動手段としての需要が高いという全体像なのでしょう。とはいえ、ラパンとミラジーノはデザイン系キャラ。アルトワークスは軽最強のポテンシャルをもつターボ∔4WDが人気の要因と妄想します。

一般財団法人自動車検査登録情報協会によれば、日本における乗用車の平均使用年数は13.26年(参照データは平成31年3月末時点のもの)です。このデータは初年度登録から抹消登録、一時抹消を含んでいるのため実態を反映できない面もありますが、わかりやすくいうと、1台のクルマが生産・登録されスクラップになるまでザックリ13年はこの世にあるということを意味します。

中古車相場は読みづらい面もありますが、ある意味人気は需要の表れです。実用車から趣味車までクルマ選びの参考にお役立てください。

Text:Seiichi Norishige



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