突然の春雨くらいなら、この一着で防げそうです!
さてさて、第26回目は ユニクロ(UNIQLO)のコーチジャケットです。

アメフトなどスポーツチームを指導するコーチが着ていたため、コーチジャケットと名付けられた、フロントがスナップボタンになっているナイロンのブルゾン。
かつてお金のないアメリカのスケーターたちが、バザーやスリフトショップで地元の大学やスポーツチームのコーチジャケット、軍パンなんかを格安で手に入れて着て、スケートしていたことから自然とファッションになり、この流れはもちろん日本へも飛び火します。

先輩スケーターたちも そんな格好でスケートをしていたので、ご多分にもれず僕らも真似して、少ないお小遣いを握りしめて、イケてるコーチジャケットを探しまわるわけです。
まぁナイロンですし、裏には汗を掻いてもペタつかないのと ほんのちょっとの防寒を考慮した起毛生地が貼られてるだけなんで、わりと安価で手に入れられましたが、どこのブランドで、胸元や背中にどんなプリントが入ってるかが大きなキモ。
誰も着てないけどカッコいいのを見つけるべく、アチラコチラの店を巡って、お気に入りの一枚を見つけて自慢げに着ていたのは、淡く懐かしい思い出。最初の一着がどこのものだったかは忘れてしまいましたが、結構はっきりとしたグリーンだったのは鮮明に覚えています。
このノスタルジーは いまだ消えず…。買い物していてコーチジャケットに出逢うと気になってしまい、それが意外なブランドだったりしたら確実に買うを繰り返してきました。2000年頃にコム デ ギャルソン オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)がリリースした グレーのスウェットバージョンのものは今でも大切に着ています。

それで、今回のユニクロ。最初はユニクロで安価なコーチジャケットなんか当たり前すぎるとスルーしたんです。
でも……