スーツならではの色気を、ソラーロで倍プッシュ!
いまや軽い仕立てのスーツは当たり前。春スーツとなれば、なおさらです。しかし、単に軽いだけでいいのでしょうか? せっかくこの時代にスーツで装うからには、軽さだけでなく、スーツならではの美意識を堪能したいものです。
そこでオススメなのがソラーロ。春スーツと聞くとリネンやシアサッカーといったいかにも軽さをウリにした生地が定番ですが、独特な光沢感のあるソラーロは、軽くも艶っぽい雰囲気を楽しませてくれます。ソラーロは、そもそも亜熱帯地域で紫外線から肌を守るために生まれた生地と言われています。光沢のある糸を表面に使うことで、紫外線を反射するってワケです。
春夏用の生地でありながらその玉虫色の光沢が艶っぽさをアピールしてくれるとあって、イタリア男の春夏スーツにおいて絶大な人気を誇るソラーロ。昨今スーツで装う人が減ったと言われていますが、だからこそソラーロのような一手ある春夏スーツをまとうことで、さらなるクラス感アップを狙いたいものです。
BEAMS ビームスF
軽さがありながらも薄っぺらく見えないのがミソ
チーフ7480円/ビームスF(ビームス 六本木ヒルズ)、シャツ3万9600円/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール)、肩掛けニット1万6500円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン)、ネクタイ2万6400円/ブリューワー(コロネット)、ベルト1万5950円/ダミーコ(シップス 銀座店)、ローファー13万2000円/サントーニ(リエート)、時計143万8800円/ジャガー・ルクルト(ジャガー・ルクルト)、バッグ7万5900円/イルミーチョ(トレメッツォ)
春夏スーツ定番のベージュカラー。ライトトーンならではのさわやかさや軽快さを印象付ける色ですが、コットン×ウールによる光沢感のあるソラーロとなれば印象は一変。大人な色気をにじませます。サックスブルーで揃えたVゾーンや肩掛けニットも単にさわやかさに終始せず、つまりあざとくは見えないってことです。
LARDINI ラルディーニ
品良い色気は、オフィスでもパーティでも映えます
シャツ4万1800円/カナーリ(コロネット)、ジレ2万9700円/カルーゾ(トゥモローランド)、チーフ7480円/フランコ バッシ(ビームス 六本木ヒルズ)、ベルト1万3970円/シップス(シップス 銀座店)
深みのあるネイビーを、ソラーロで織り上げたこちら。ウール100%による光沢感が上質さと艶っぽさをアピールする中、シャドーストライプが奥行き感を与えてくれます。とはいえ、ビカビカに光らないのがソラーロの魅力。つまり、仕事にもパーティにも通用する控えめさを備えた1着というワケです。
ISAIA イザイア
そろそろランクアップを目指す人にオススメ
クラシックな要素とモダンな要素を組み合わせた、いわば見栄えと軽さを両立するモデル・カプリ。シャドーストライプのソラーロが、さらに程よい色気を加えてくれます。ライト過ぎず、ダーク過ぎない絶妙なトーンのベージュも、春らしい軽さと上質感を両立してくれます。
THE GIGI ザ・ジジ
英国クラシックスタイルが、一転して華やか顔に
チェンジポケットやプリーツ入りパンツなど、英国クラシックなディテールが散見されるこちら。ダークネイビーともなれば、その印象は一層強まるはずですが、ソラーロにすることでモダンな印象が加味。クルーネックのニットとさえマッチしてしまう、懐の深い1着へと生まれ変わりました。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
イザイア ナポリ 東京ミッドタウン 03-6447-0624
グジ 東京店 03-6721-0027
コロネット 03-5216-6521
シップス 銀座店 03-3564-5547
ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
トゥモローランド 0120-983-522
トレメッツォ 03-5464-1158
バインド ピーアール 03-6416-0441
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818
リエート 03-5413-5333