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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「3高」の価値観を押しつける母。反発する娘が惹かれたのは……

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

「お見合い」の場にサンダル履きで現れた孝(仮名)。連れて行かれたのは定食屋。さすがにバカにされてる?と内心感じていた涼子(仮名)だったが……

前編はこちら

※この記事は取材を元に構成しておりますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しております。あらかじめご了承ください。

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食事を済ませると、公園を歩こうと孝が提案してきた。そして自分の身の上話のような自己紹介をしてきた。

生まれは九州。父を早くに亡くし、母が朝から晩まで働いて兄と自分を育ててくれた。学校一の貧乏で身長も一番低かったが、成績はいつも一番。苦労する母を喜ばせる手段はそれしかないと思い頑張ったのだという。

中学を卒業したら働くのが当たり前に思っていたが、担任が面談で「高校へ行かせてやってほしい」と母に泣きながら頼んでくれ、母も泣きながら「行きんしゃい」と言ってくれたのだとか。

県で一番の進学校に合格した時は、母はさらに泣いて喜び、張り切って仕事を増やしたという。

「けれど卒業はできませんでした」



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