肌触りも抜群で、一度袖を通したらきっと病みつきです!
さて、257回めはフェデーリ フォー ドレイクス(FEDELI for Drake's)のコットンニット。
スプリング ハズ カム。ひな祭りも無事終え、明日3月5日は 二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。蟄(ちつ)とは、土の中で冬ごもりしている虫の意味で、そんな虫たちが 春の訪れを感じて地面から顔を出し始める頃です。
あんなに寒かったのがウソのように陽射しも暖かくなってきたので、大好きなカシミアニットは手入れを済ませてクローゼットに仕舞い、入れ替えるようにコットンニットを引っ張り出しました。
コットンニットといえば、シーアイランドコットンでお馴染みなジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)をいろいろと愛用してるんですが、一時期フェデーリ(FEDELI)に浮気。
マニアックなまでに素材の追求をし、つねに最上級の糸から開発するニットメーカーで、ジョンスメとはひと味違うイタリアらしい艶やかな色合いのアイテムを世に送り出していたのがたまらなくて、少々お値段は張りますが、綺麗なカラーのコットンニットを何枚か清水ダイブしました。
このコーラルピンクもそんな一枚で、「Queen of the Egyptian Cotton(エジプト綿の女王)」とか「白いゴールド」なんて呼ばれている「GIZA45」を使っているから、肌触りは気絶級!
1枚でサラッと着るにもイイし、シャツの上に重ねてもイイ! アウターからチラッとピンクが覗くのもキレイなんで、春先には かなり重宝してます。
タグを見て貰うと分かる通り、このニットはネクタイやスカーフで有名な英国発のドレイクスによる別注。
ドレイクスは現在、靴やデニムなどで積極的にコラボレーションを行い、フルラインナップのコレクションを充実させ、最後にお邪魔できたピッティではブース内に世界各国のバイヤーが わんさか詰めかけ、注目度の高さがうかがえました。
コットンですから家でジャブジャブ洗えてますし、写真で分かるか微妙ですが、着込んでは洗ってを繰り返してきたので、若干色も褪せて、ほど良くアタリも でてきてます。
最初は少し派手かなくらいの色合いでも着込んで洗うと落ち着いてくるのが、コットンニットの魅力。着込むことで斜行したり、ヨレてくる感じもカッコいいんです。
重厚で暗めな服が多くなりがちな冬も終わり、朗らかな陽射しの春がやってきたんですから、その陽気につられるように、ちょっと明るめな色の服に着替えてみてはいかがでしょう。気分もアガりますよ。
Photo:Shimpei Suzuki
Edit:Ryutaro Yanaka