気になった点はないのか?
@ry_a_life_with_watches(筆者のインスタグラムの投稿より)
ここまで良いところばかりを述べてきましたが、逆に「気になるところはないのか?」との声が聞こえてきそうですので、その点について書かせていただこうと思います。
結論から言うと、この時計はほぼパーフェクトに近いと思いますが、若干気になる点が2つあります。
1つ目は「回転ベゼルの回し心地」です。
私はダイバーズウォッチの回転ベゼルの回し心地に煩いタイプなのですが、この時計の回し心地は十分に合格点だと思います。非常にソリッドで遊びがなく、安心感のある回し心地です。
しかしロレックスのサブマリーナーのベゼルの、まるで金庫のダイアルのような堅牢かつ緻密な「チチチ……」というフィーリングに比べると、シーマスターは「カチカチカチ……」とやや大味のような気がしました。
2つ目は「日差の個体差」です。
マスタークロノメーターでは日差は0秒〜️6秒以内と規定されています。
つまりマイナス(遅れる)方向の日差がなく、常にプラス(進む)と言うことです。
一方で例えばクロノメーターでは、日差は-4秒〜+6秒以内と規定されているため、進む日もあれば遅れる日もあります。
つまり日単位で見れば、マスタークロノメーターの方が精度は高いのですが、マイナス(遅れる)ことが無いため、月や年単位で見れば大きくズレる可能性もあるのではと思いました。
先述の通り、私の個体は非常に精度が高く1ヵ月半の使用で誤差が+8秒と非常に優秀でしたが、これは個体差によるところかと思います。
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