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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

世の同志に問う。ホンダファンは『Honda Sports EV Concept』を忘れてないか?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

妄想のなかのホンダ車はいつだってカッコいいのだ。

ホンダファンの夢は潰えたのか? ホンダ好きって誰もがスポーツカー大好きのクルマ馬鹿だけじゃありません。黎明期の天下取り宣言(二輪のTTレースや四輪のF1)、排気ガス規制の打破(CVCCを開発搭載した初代シビック)、焼き鳥の串で回るお肉を見て発想を得た可変バルブ技術VTECなど、まるでドラマのようなストーリーに満ち溢れているのですから。

ホンダはクルマやバイクだけじゃありません。ビジネスジェットやマリーンを含めれば陸・海・空を我が手に。はたまた、畑を耕したり発電したり、ポータブル電池などなど。多岐にわたりとことんライフスタイルに寄り添ったプロダクトが揃います。もしお安く発売してくれたらアシモだってお友達に。まさにパワー・オブ・ドリームな企業なのです。だからホンダファンはやめられない!

しかし、ここ数年を見れば明るい材料は新型SUVヴェゼルのヒットとF1のドライバーズタイトルの獲得が目立つ程度。無論、二輪や米国インディカーの活躍もありますが、イマイチ身近に感じないという方も多いと思います。プロダクトに注目すれば、もはや希望は新型シビック・タイプRだけ。一人でも多くの希望者が入手できるよう、いまはただ限定車じゃないことを祈るしかできません(画像は現行型のオプション装着車)。

それにしてもシャクに障るのは米国専売モデルの新型アキュラ・インテグラの方がイケてるように見えてしまうこと。黄色ってボディカラーが効いているのだと思いますが、ないものネダリの自分になりそうでコワイです。おまけに3月から受注開始だそうな(うらやましい!)。もし一筋の希望があるのなら、ハイブリッドじゃないので並行輸入のハードルが低いことでしょうか。

中古車に目を向ければ、初代NSXの相場は爆上がり。憧れのタイプRを望めばいまや3000万円オーバーの宝くじクラス。2代目NSXの相場を大きく上回る。最初期AP1型でもMT車なら1000万円程度の予算を覚悟せねばならぬ。こんな世の中はキライです。

ホンダがそのエネルギーをBEVに注がなければならない世界的状況は理解します。同社のラインナップを見渡せば、ハイブリッド車が増えたとはいえ、プラグインハイブリッド車の設定すらないのですから。米国じゃFCV版とPHEV版のクラリティ(日本市場は2021年9月に終売)がいまも発売中のようですが、現状は公式HPの肥やし程度。こりゃあ組織改革が急務なのねと誰もが思うでしょうか。



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