宇宙服にも採用。「エアロゲル」のMA-1が春先にちょうどいい！

もうひとつのMA-1型ブルゾンは、せっかくエアロゲル素材を使えるのなら、スタンドカラーとは別にストリートっぽい表現ができないか、という発想から生まれた一着。

このブルゾンでは、オリジナルの軍ものからいろんなブランドのMA-1型ブルゾンを試してきた結果、僕が個人的にしっくりこなかった部分にフォーカスしました。

それが短すぎる着丈と、たっぷり入った中綿で着膨れして見えるかたちだったのですが、薄くても保温性をキープできるエアロゲル素材を使うことでこのふたつを同時に解消。フライトジャケット本来のかたちをベースにしながら、中綿のボリュームがなくなったおかげでトレンドのビッグシルエットにも通じる雰囲気に仕上がりました。

どちらかというと、MA-1に似た「L-2B」（1950〜70年代に米軍に採用されていたライトゾーン用のナイロン製フライトジャケット）をサイズアップして着ている感じに近いかもしれませんね。こちらもシンプルに徹することで、都会的なスタイルに似合うブルゾンになったと思います。

この３着は、いずれもTシャツの上や、寒い時期にはセーターをそれに重ねて、デニムやイージーパンツ、ジョガーパンツと合わせて着こなす予定。汎用性が高いので、どれか１着もっているだけで、この冬そうとう重宝しそうです。

スタンドカラーベスト 4万4000円／K-3B

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スタンドカラーブルゾン 5万9400円／K-3B

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MA-1型ブルゾン 5万7200円／K-3B

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076-208-3180（水曜定休）
MINIMAL WARDROBE

Photo：Ikuo Kubota(OWL)
Text：Toshiaki Ishii