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シビックタイプRはホンダ最後の砦なのか?

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2月6日、鈴鹿サーキットで行われたホンダレーシングサンクスデイ2021-2022に、FL1型シビックをベースとする次期型のタイプR「シビックタイプR プロトタイプ」がサプライズで登場した。

東京オートサロン2022では、歴代タイプRのシルエットを模した専用デカールを施し、展示されていたタイプR。走行する姿を「生」で披露したのはこの時が初めてであり、ホンダファンは、食い入るように2台の走りを見守っていた。

しかし、ホンダはいま、続々と名門モデルの生産終了を発表し、さらには2040年には、新型車すべてをバッテリーEV・FCVへ切り替えることを発表するなど、その動向が注目されている。次期型タイプRはおそらく、最後のエンジン車の砦となるだろう。東京オートサロン2022で開発者にきいた次期型タイプRについての詳報とともに、今のホンダに必要なことを考える。

 

■準備は整った!!

次期型シビックタイプRにも、ファンは「強さ」を期待している。目標は、まずは先代(FK8)を越えること、そしてその先で、ライバルの欧州FFホットハッチ勢に一泡吹かせることだろう。以前、シビックタイプR開発総責任者の柿沼氏も言及していたように、「進化を止めない」ことがタイプRの使命であり、先代(FK8)を凌駕することは絶対使命である。

東京オートサロン2022のホンダブース内では、鈴鹿サーキットでの走行試験の様子が公開されていたが、2021年秋ごろ、タイプRの開発チームはニュルブルクリンクでテストまで行っているそうだ。「結果はお伝えできませんが、手ごたえは十分にありました」と、タイプRを担当するホンダ日本本部商品ブランド部商品企画課チーフ佐藤大輔氏が話すとおり、準備は整ったようだ。

TAS2022のホンダブース内では、タイプRプロトタイプの展示の後ろで、鈴鹿サーキットでの走行試験の様子が公開されていた

先代のFK8型シビックタイプRは、パフォーマンスの高さ、スタイリング、そして稀少性によって、発売した途端に即完売となり、手に入れられなかった顧客が多くいた。それだけに、次期型シビックタイプRの登場を待ち望む人は多く、次期型もおそらくあっという間に完売となるだろう。FL型シビックは、全体的に大人しいデザインになった印象だが、タイプRではファンの期待を上回るような、パフォーマンスと、カッコよさで仕上げてくれることを期待している。

発売開始は、予定では2022年内とされているが、半導体や材料不足の状況次第というところもあり、現時点、何とも言えない状況でもあるという。「ニュルでFF最速タイムを達成!!」といった、明るい話題が聞こえる日も、そう遠くないだろう。朗報を期待して待ちたい。



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